対象:会計・経理
平 仁
税理士
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事業上の必要経費の意味
事業を始められたばかりなのでしょうか?
事業の成功をお祈り致します。
事業上の必要経費とは、事業を行う上で必要な経費という意味です。
個人の方の場合、生活に必要な経費(家事費といいます)と事業上の経費とがごちゃ混ぜの方も多いのですが、申告においては、事業上の経費と家事費は、区別できるようにしておくことが肝心です。私の事務所では、個人の事業主様には、事業用の通帳を作って頂くようお願いしています。
ご質問の件ですが、
国民健康保険や、市民税・県民税については、家事費に当りますから、個人の通帳から引き落として下さい。
国民健康保険については、所得税申告時に社会保険料控除の対象になりますので、確定申告の時に支払い状況が確認できるようにしておく必要があります。
また、事業税が生じる程度の規模になりましたら、事業税は事業経費に入れて下さい。
家事用と事業用とが併用となる経費については、事業割合に応じて事業経費に入れて下さい。
車の場合であれば、ほとんど家事では使わないのであれば、
自動車税等、車検費用、ガソリン代、駐車場代の90%を事業経費に入れても大丈夫です。
時間貸し駐車場については、事業で使用した分だけにして下さい。
よく分からない場合には、使用頻度で考えて頂くといいでしょう。
家賃や水道光熱費については、争いのあるところですが、面積費が一般的です。
私は使用時間、使用量が計算できるのであれば、それに応じても大丈夫だと思います。
ただ、食費については、家事費ですね。
事業とは関係のない交際に関する交際費も家事費になりますが、
出張食事代や事業に関する交際費は事業経費です。ただし、説明できるようにして下さい。
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この回答の相談
はじめまして。
個人事業主で経理は初心者です。
経費などは全てソフトで管理していますが、経費の範囲がわかりません。
事務所は親が所有する持ち家に同居(独身)しており、上記… [続きを読む]
とまてぃさん (島根県/32歳/女性)
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