恋愛依存症
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10代の頃から恋人・恋愛に依存してしまいお悩みとのこと、心よりお見舞い申し上げます。このような状態を私は「恋愛依存症」と呼んでいます。''「恋愛依存症」''とは、恋愛していいないと生きていけない状態のことで、恋愛を「楽しむ」余裕がないところが「恋愛好き」との違いです。
恋愛依存症の方は''「情緒不安定性パーソナリティ障害・境界型」''であることが少なくありません。このパーソナリティは情緒不安定で、自分に自信が持てません。どう生きていけばよいのか分からないというアイデンティティが拡散した状態になります。空虚感や孤独感を埋めるために恋愛に依存してしまいます。いつも自分は「見捨てられるのではないか」という不安があり、それを抑えるために相手へしがみついてしまいます。理想化した相手に強く執着する、関係が破綻した時には攻撃するという行動もとりがちです。
治療は多少の''向精神薬''を服用しながら、長期的な''精神療法''を行います。精神科医との対話を通じ、''内省・洞察''できるように心の成長を促すのです。精神科医はその成長を見守りながらサポートしていくという立場をとります。治療期間は5-10年かかることもありますが、まずは自分を冷静・客観的に見て、日々の行動を安定化させることが大切です。拙著コラム認知行動療法もご参考にして下さい。どうぞ宜しくお願い致します。
銀座泰明クリニック
評価・お礼
Cissie さん
早速のご回答、ありがとうございました。
そのボーダーの症状も自分に当てはまると思います。
「認知行動療法」読ませていただきました。
大体は理解できましたが、一人で実行するのは自分には難しそうなので、一度受診したいと思います。
回答専門家
- 茅野 分
- ( 東京都 / 医師(精神科) )
- 銀座泰明クリニック 院長
東京・銀座の心療内科・精神科、夜間・土曜も診療しております。
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