対象:損害保険・その他の保険
加藤 惠子
ファイナンシャルプランナー
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保険金額の設定
はじめまして、FPの加藤です。
Kinnkinnさんのご契約は確かに「一部保険」に該当して、比例填補計算になります。
保険金=損害額(2,000万円)×保険金額(1,000万円)÷時価・評価金額(2,000万円)
となり、保険会社から支払われる保険金は1,000万円です。
実際は、保険金額が時価の80%以上であれば、保険会社は損害額の100%を支払ってくれます。
そうなると、
保険金=2,000万円×1,000万円÷1,600万円(2,000万円×80%)
という式になり、保険金は1,200万円となりますが、保険金額が支払限度額ですから結果1,000万円となります。
火災保険の契約方法には、今回の「時価契約」と再調達価格で保険金額を設定する「新価契約」があります。建て直すことを考えたら、時価で算出された保険金では建築資金は不足してしまいますので、いざという時に役にたってもらうためには、やはり再調達価格での契約の方がいいと思います。ただし、古い家で、火事で燃えたら後片付け費用くらい出ればいいということであれば、時価契約でもかまいません。そして、一部保険とみなされないように、時価額の80%以上で保険金額を設定するのが基本です。
参考までに、時価の計算方法は、
新価×(経年減価率(目安は年1.5%)×年数) で出します。
新価は、建築価格又は購入価格と建築年に基づく年次指数で求めるか、都道府県別の新築費単価×面積で求めます。但し、当然のことながら建築材料によって価格の差がありますので、+-30%は調整ができます。
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この回答の相談
お世話になります。
火災保険を見直して考えていますが、時価契約で、評価金2000万円で、契約金額1000万円です。調べてみると一部保険になるみたいですね。
一部損の場合は、比例てん補計算に… [続きを読む]
miminnさん (岐阜県/39歳/女性)
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