対象:投資相談
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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私が考える利益を得た先です
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無限ループ様 初めまして。オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
利益を得ていた企業はどこか、 と私が捉えている概要を記載します。
現在の損失額発表の殆どは、評価損を表面化させたもので、実現損失ではありません。元々価値が過大評価されて価格が付けられていたものが、正しく評価すると評価損が出るパターンです。(但し、もしかすると今回は過小評価になっているかも知れません)
実際に手持ちの債務担保証券を売却した金融機関は実損が出ていますがまだ少数派です。従いまして、評価が正しくなければ、今回のように再評価で評価損が上積みされます。
本来一番の損失を抱えているのは、最終投資家です。個人もあれば最終段階で引き受けた機関投資家(銀行)の場合もあります。この中にドイツや英国の地方銀行等があり、昨年倒産の危機に直面したことが報道されています。
では、利益を得たところはどこかということを遡りますと、まず現在評価損を出している投資銀行が筆頭です。但し、それらを過去販売していた時期の利益になっています。
次は、これらの証券化商品を組成した投資組合等があります。そして、個人に住宅ローンを提供し、それを証券化して売却した企業があり、住宅ローンを個人に仲介した企業です。現在のバブルがはじける前にこれらの企業が利益を得ていました。
そして格付け会社は直接投資や組成に加わりませんでしたが、証券化した商品を格付けすることで利益を得ていました。
評価・お礼
無限ループ さん
ありがとうございました。みんなで本来出ない利益を先取りし、今、その付けを払っていると理解しました。
(現在のポイント:-pt)
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今はサブプライム一色ですが、ニュースを聞くたびに疑問に思うことがあります。どこどこで関連損失が何千億円とか、海外では何兆円とニュースが流れますが、ゼロサムの世界で、それだけの損失が出る… [続きを読む]
無限ループさん (東京都/54歳/男性)
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