対象:家計・ライフプラン
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渡辺 博士
ファイナンシャルプランナー
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2008年はスタグフレーションになる?!
ファイナンシャルプランナーの渡辺博士です。
スタグフレーションとは、景気が思わしくない時に物価が上がる現象です。 (景気↓物価↑)
本来、景気が良くなると経済活動が盛んに行われ、たくさん物が売れますので物価を上げてさらに利潤を追求していきます。これをインフレーションと言います。 (景気↑物価↑)
又、景気が悪くなると経済活動がだんだん乏しくなり、なかなか物が売れなくなってきますので物価を下げて物を売ろうとします。これをデフレーションと言います。 (景気↓物価↓)
現状の日本では、しばらく大企業を中心に景気がいいと言われてきました。
当然物が売れますので物価が上昇するわけです。
しかし最近は、ジャパンパッシングが影響していると言われています。
どういうことかというと、元々日本は海外に製品を作り輸出することで貿易黒字を生み出し外貨を得ています。材料や原料は輸入に頼っていますので、安く仕入れて高く売ることが必要なわけです。
その原料が高騰してきたり、又は製品化する課程をアジアの拠点へ移した結果、最大のお得意先であるアメリカなどは、日本を使わずとも原料は同じところから輸入し、製造も同じアジアの地域なら、直接アジアの地域から買った方が安いことに気がつき始めたのです。
すると日本は、お得意先の売上が減ったら利益が減るのに原料は高騰すれば、しわ寄せは人件費となる給与へ跳ね返ります。そこで庶民の懐が暖まらないので、景気が悪化した状態なのですが、そこへ原料の高騰は国内向けの製品まで値段をつり上げてきました。
これが景気が悪化しているのに物価が上がる今の現象です。
今後もしばらくこの状況は続きそうですので、一人一人が物価の上昇に負けない資産運用をしないと給与だけでは生活は苦しくなる一方だと思います。
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この回答の相談
「2008年はスタグフレーションが懸念される」と聞きました。スタグフレーションとは何ですか? また、私たちの生活にどのような影響があるのでしょうか。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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