対象:家計・ライフプラン
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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スタグフレーションの意味と生活への影響です
お答えします。
スタグフレーションとは、経済活動が停滞(atagnation)して不況になりながらも、物価が持続的に上昇するインフレーション(inflation)の状態を指します。
通常は、不況になると失業率が上がり、賃金が下がるため、物の価格も下落します。
しかしながらスタグフレーションの状態では、失業者が増加するため賃金は上がらず下降します。そしてインフレーションが進みますから、貨幣価値や預貯金の価値が低下しますので、デフレーションのときよりも、より一層生活が苦しくなります。
スタグフレーションの原因は、供給面にあります。具体的には原油価格の高騰や資源価格の高騰により、今まで稼動していた、生産設備や生産工程で生産調整が発生し失業が増大します。また、生産調整により供給が少なくなり原料などの原価を商品に転化するので物価が上昇します。
世界的には、1973年、74年の第一次石油ショック、1979年の第二次石油ショックにより引き起こされました。今回も、原油の高騰と米国の景気の停滞から、スタグフレーションが発生するのではと懸念されています。
生活者としての防衛策は、今後は生活面では無駄な支出は避け、そこで残こした資金は預貯金では無く、1.金などの現物商品又は商品を対象としたETFや2.株式などに分散投資することをお勧めします。なお過去の例では、1.はスタグフレーションの書記は価格が上昇し、終了時には価格が下がり、2.はスタグフレーション終了後に価格上昇がありました。
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この回答の相談
「2008年はスタグフレーションが懸念される」と聞きました。スタグフレーションとは何ですか? また、私たちの生活にどのような影響があるのでしょうか。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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