目標を決めて一歩ずつ進みましょう

ヨウさん、はじめまして。
FPの栗本と申します。

現状のように、毎月なかなか貯蓄ができないという時期には不安ばかりが大きくなるものです。
不安の原因を考えると「先行きの見通しがわからない」というケースが多いので、まずはここをはっきりさせることから始めるといいと思います。
さしあたっては「30歳の時に家を買いたい」という希望があるわけですから、そこを具体化してみましょう。

希望物件が2000万円なのか、4000万円なのかで、ためるべきお金や返済していく金額がまったく違ってきますよね。近所の不動産が掲載されているチラシや住宅情報誌などをもとに、いくらぐらいの資金が必要かを把握してみてください。

その金額の2割は頭金として用意する必要がありますし、そのほかにも諸経費が100万円〜200万円程度かかることが多いです。2世帯住宅であれば、このうちいくらかはご両親が負担してくれるかもしれないので、そのあたりも考えてみるとより具体的になるかと思います。

ここまでの計算で、例えば「3年後に300万円が必要」とでれば、単純に考えて年間100万円の積立が必要です。そうなると「今の家計状況では難しい」というだけでなく、「あといくら収入があれば大丈夫」という数値も把握できますので、それを働いて得るのか、そこまでは難しいから物件の希望価格を下げるのか、時期を遅らせるのかといった具体的な目標の修正もできるようになってきます。

現在の貯蓄がどの程度あるのかがわかりませんが、いただいた家計状況だけを見ると、住宅の購入は厳しいと言わざるを得ないですが、「じゃあどうすればいいのか?」ということを1つずつクリアーしていくことが大事ですよ。