RE:先住犬が子犬に噛みつく
ご質問ありがとうございます。
先住犬の7歳のフレンチブルドッグと新しく迎えた5ヶ月のフレンチブルドッグが仲良くできるようになるにはどうしたら良いかというご相談ですね。
多頭飼育のケースで、子犬を飼い始めたのだが、先住犬が社会性がなく、一緒に暮らせないという相談が寄せられることがあります。当方では、まず、子犬の社会性をつけるために、パピークラスに通ってもらって、子犬の方にしっかりと他の犬と遊んで社会性をつけて行きます。他の犬がいても呼び戻しができて、クレートに遠隔で入れるように教えておきます。
先住犬の方は、時間がかかるので、バスケットマズルをつける練習をして、子犬と合わせた時に子犬に対して噛まないようにしておきます。バスケットマズルを装着した状態で、他の犬と合わせても、呼び戻しと遠隔でクレートに入れるようにトレーニングをしておきます。
子犬の方が犬同士の社会性が付き、先住犬がバスケットマズルの装着に慣れて、呼び戻しが確実にできるようになったら、先住犬にバスケットマズルとリードをつけながら、子犬と近づけます。先住犬が子犬に噛みつきそうになったら、両方を呼び戻しをしてケージに入れて落ちるかせる、ということを繰り返します。トラブルがなくなったら、徐々にリードやバスケットマズルと撮って行きます。
先住犬が7歳になっているので、仲良く暮らすということは難しくても、家庭内で距離を置きながら生活できるようになります。トラブルになりそうになったら、飼い主が「クレート」または「ハウス」と号令をかければ、どんな状態でもクレートに入れるようにしておくと危険な状況は回避できます。
一つ一つについては、専門家の指導を受けながら進める必要があります。子犬の時に犬に噛まれた経験のある犬は、成犬になってから他の犬を噛む傾向がありますので、子犬の方は先住犬だけでなく、2、3歳になるまでは他の犬と安全に遊べるようになるように、専門家の指導の元、他の犬と一緒にトレーニングする必要があります。
回答専門家
- 千田 純子
- ( 千葉県 / 獣医 )
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
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この回答の相談
初めて質問します。
フレンチブルドッグ7歳(メス避妊済み)がおり最近、同じフレブル5ヶ月(メス)を迎えました。実は2ヶ月の時に迎え入れており子犬をケージ内、先住犬をフリーで飼育していました。その時から… [続きを読む]
ももぷりさん (福岡県/37歳/女性)
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