対象:リフォーム・増改築
鉄骨造は断熱と耐火被覆が重要です
屋根防水工事のご質問(https://profile.ne.jp/pf/yasuragi/q/q-166258/)に引き続きお答えさせて頂きます。
鉄骨造には「重量鉄骨造」と「軽量鉄骨造」がありますが、構造体は基本的に柱・梁(またはコンクリート剛床)・ブレースという組み合わせで成り立っており、外壁自体はALC板などで囲っている(飾り)形状になります。
重量と軽量では断熱材施工方法の違いもありますが、鉄骨が火災時に溶け出さないよう「耐火被覆」を施工しますので、雨漏りによってそれらが濡れてしまい性能が失われている状況が一番怖いですね(耐火被覆ではなくPC板など不燃材で囲うケースもあります)
鉄骨鉄筋コンクリート造でない限り、柱周りはALC板やPC板で覆っている状態で、ひび割れ自体は構造に影響しないものと考えられます。
住宅の規模や傷み具合を詳細に調べない限り、リフォーム費用はわかりませんが、今後のリフォーム(耐震・省エネ・バリアフリーなど)も含めスケルトンリフォーム等、どの辺りまで改修するかお考えになられるのが宜しいかと思います。
ご参考になれば幸いです。
回答専門家
- 齋藤 進一
- ( 埼玉県 / 建築家 )
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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この回答の相談
鉄骨構造のたてものが
しばらく(数年間?)雨漏りを放置されていた場合、
外側の防水工事や
室内の雨水が染みていた部分のクロスやボードの貼り替えのほかに、
しておくべきこと… [続きを読む]
ponpanさん (東京都/39歳/女性)
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