対象:家計・ライフプラン
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相続財産500万円をどうするか
すや2234様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人です。
相続した500万円をどう活かすか考えあぐねておられるとのこと、拝見しました。
他に、積立貯蓄もしっかりされているご様子ですね。
500万円は、もちろん住宅ローンの繰上返済に充てることもできますが、最近は特に超低金利のため、繰上返済がかつてほど有利な選択とは言えなくなっているかもしれません。
ちなみに、資産運用の基本として、金利が低下すると、不動産は値上がりすることが多いです。
というのも、低金利の融資を活用して、収益性のある不動産などに投資をしようとする人が増えるからです。
また、理屈として、不動産を保有する上場企業の株式なども値上がりします。
それなら今から株式や不動産に投資をすればよいかというと、悩ましいところです。
少なくとも、2012年頃までの投資環境とは異なっており単純ではありません。
今は不動産バブルの状態と見る人もいれば、日銀の金融政策でさらに資産インフレに向かうとの見方もあります。
一般的に、株式や不動産はインフレに強い資産で、現金はインフレに弱い資産です。
とはいえ、現状、日銀の金融政策で資産インフレは起こっても、消費者物価の上昇にはつながっていません。
個人的見方としては、高インフレによる生活苦よりも、むしろ国の借金問題に起因する大幅な消費増税、年金カットのほうを危惧しています。
将来年金が少なくなることを考えれば、余裕資金のある方は、資産運用で増やすことも真剣に考えた方がよいと思います。
FPとしてご相談を受けていると、「相続財産はあてにしない」とおっしゃる方も少なくありませんが、今回もしこの500万円を「(生活上)いったん無いもの」と捉えられるのであれば、あくまで長期計画で老後のために運用する選択もありえます。
もちろん、目標リターンを高く設定する場合は、その分価格変動を伴いますので、計画の立て方は重要です。
ただ買えばよいというほど単純でありませんので、もしその場合は、よく勉強しながら取り組まれることをおすすめします。
回答専門家
- 森本 直人
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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この回答の相談
先日妻の父が他界し、500万円を相続しました。
この500万円をどう活かすか考えあぐねております。
妻自身の財産として持っておく。
教育資金として考える。
老後のために運… [続きを読む]
すや2234さん (千葉県/44歳/女性)
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