対象:住宅設計・構造
管理組合が活発かどうかもポイントです。
こんにちは、マキさん。
私は、都市再生機構(旧・住都公団)の仕事をさせてもらった経験からお話させていただきます。
先の回答者と概ね同じなのですが、補足できればと思います。
2000年ぐらいから''100年住宅''という言葉が出てきました。
具体的には
鉄筋のかぶり厚、コンクリート打設時の水の割合などを厳格に管理してコンクリートの品質を高めること。
そして、スケルトンインフィルを徹底すること。
徹底したスケルトンインフィル住宅では、
''住戸内には戸境壁をのぞいて梁は出てきません。リフォームするときの障害にならないようにです。''
さらに''250〜300ミリ程度のかさ上げをした2重床になります。床下配管のためです。''
そして、''パイプスペースは住戸の外に追い出します。''
これらを満足することによって、設備更新を容易にします。
以上のスペックを持ち合わせたマンションはかなりの高品質で、お値段もそれなりのはずです。
そこまでいかなくても、''外壁にタイルを貼ってあること''で、コンクリートの中性化を遅らせ、すなわち、''コンクリートの寿命を延ばすことが出来ます。''
''パイプスペースにゆとりがあるか''、これは玄関横のメーターボックスの扉を開けてみてください。余裕があるのは無駄な設計ではなく、''将来の縦配管更新のときにとても有効なのです。''
それと、大事なのは''管理組合の活動が活発かどうか''です。これは、マンションの外周りをみて管理が行き届いているか、居住者向けのお知らせなどが古い日付けのままになっていないかなどで、ある程度推測できるのではないかと思います。
管理組合が活発であれば、適正な大規模修繕が適正な時期に行われますので、建物の寿命が延びていきます。
''みんなの建物はみんなで大事にすることが、長生きする秘訣なのです。''
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この回答の相談
マンション購入を検討しています。
夫30歳、妻29歳、まだ子供はいません。
現在、築10年前後の物件を探しています。
購入後に、ずっと住むと仮定して、
一体マンションはどれくらい持つの… [続きを読む]
マキさん (埼玉県/29歳/女性)
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