対象:住宅設計・構造
マンションの寿命について
マキ様
こんにちは。 サカイデザインネットワークの酒井と申します。
マンションの寿命は、一般的には鉄筋コンクリートの構造部分は50年〜60年くらいといわれています。(最近のマンションは100年以上の寿命を考え設計されているものもあります)
マンションが我が国に普及したのは1970年以降で、実際、建て替えの事例も非常に少ないこともあり、未知数の部分も確かにありますが、現在の建築技術や構造の考え方からその寿命が予測されています。
きちんと設計され確かな施工がなされていることが前提になりますが、築10年のマンションであれば今後50年は予測を超える大地震でもないかぎり存在できると考えられます。
大切な事は、マンションでも戸建住宅でも20年、30年メンテンスフリーというわけにはいかないため、たとえば木造住宅でも、きちんとメンテナンスをしていれば40年以上住まうことができるケースも多々ありますので、設備機器の寿命(15年〜20年)や家族構成の変化に合せ、リフォームやメンテナンスを計画し住まうことが、結果としてお住まいの寿命を長くすることにつながると思います。
マンションの場合も、各住居内の環境を快適に維持することはまったく同じだと思います。
中古マンションの場合、ご購入されるマンションの管理体制や定期メンテナンス、共用部(エントランスホールや通路など)などの環境がきちんと維持されているか、などもご確認されることも大切だと思います。
ぜひ素敵な住まいづくりをご計画ください!
回答専門家
- 酒井 正人
- ( 東京都 / 建築家 )
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
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この回答の相談
マンション購入を検討しています。
夫30歳、妻29歳、まだ子供はいません。
現在、築10年前後の物件を探しています。
購入後に、ずっと住むと仮定して、
一体マンションはどれくらい持つの… [続きを読む]
マキさん (埼玉県/29歳/女性)
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