対象:住宅設計・構造
それは耐力壁です。
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大阪で設計事務所をしております福味と申します。
リビングの中に唐突に設けられているところからして、そこにどうしても壁が必要であったであろう耐力壁と推察します。JASマークの無いOSBボードであるにしても、設計意図は耐力壁の可能性が高いです。設計者は筋交いと併用しているところから恐らくその壁で壁量倍率4.5を確保したかったのだと思います。
ですので、極力この壁を触らない方が構造耐力上賢明だとは思いますが、どうしても暗さが気になるのであれば、同等耐力を確保出来るように筋交いを入れなおす等の工夫が必要でしょう。例えば90mm角の角材で筋交いを✖印に交差させて筋交いを設ければ壁量倍率5となり、設計上の壁量倍率と近似します。それであればOSBや石膏ボードで覆う事をしなければ光は通ります。
筋交いの接合方法や柱頭柱脚金物の検討も必要ですので、専門家に図面を見せて判断してもらって下さい。
評価・お礼
emi8888 さん
2017/01/12 21:31
ありがとうございました。
とても分かりやすい説明で、諦めようかと思っていましたが代案も提案していただき希望が持てました。
一度専門家にみてもらいたいと思います。
(専門家を探すところから始めたいと思います。)
回答専門家
- 福味 健治
- ( 大阪府 / 建築家 )
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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この回答の相談
リビングにある壁が90センチほどありその壁の筋交いにOSB合板が貼ってあります。
その出っ張ってる壁のせいでどうも部屋が暗くなり撤去しようと石膏ボードをとりました。
すると、片面のみOSB合板が貼… [続きを読む]
emi8888さん (大阪府/34歳/女性)
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