対象:心の病気・カウンセリング
耐えられるようになったことで症状が生じてくることもあり得ます
zero0001さん
カウンセラーの田尻と申します。
よろしくお願い致します。
>私はこれからどうした良いでしょうか?
一つだけハッキリしているのは、殺人の衝動に耐え実行に移さないことだと思います。
>カウンセリングなどを受けるべきですか?
こちらについては強制されるものではありませんが、効果が十分期待できると思います。
その理由は以下のとおりです。
あくまで私見ですが、昔のことをふと思い出すことが増えて来たと共に殺人衝動が沸き起こって来たことは、心の状態が改善して来ている証でもあると考えられます。
変なことを言っていると思われるかもしれませんが、その理由は次のとおりです。
精神分析に「防衛機制」という考え方があります。
これは人間は耐え難いほどの深刻なストレスに晒された時に、心を守るためにそのストレス源となっている事柄を意識から遠ざけるために無意識に追いやったり変形したりして対応しようとする、しかしその対応が人間関係のトラブルなど別の問題を生じさせることもある、という仮説です。
この仮説からすれば、色々なことを思い出すようになったり殺人衝動が沸き起こって来たりしていることについても、これまではそれらが意識されることに耐えられなかったから抑圧されていた、しかし今は徐々に耐えられるようになってきたので自覚されるようになってきたと考えることができます。
今のzero0001さんは、もしかしたら衝動と必死に戦うことで、以前よりも辛い思いをされていらっしゃるかもしれません。
ですが今のお悩みがギリギリのところででも耐えられるようになったからこそ意識化されたと考えれば、辛くなったから心の状態が悪化したとは一概には言えないことになります。
この点について以前にHPに記事を書いたことがありますので、よろしければご一読ください。
http://sinri-counseling.holy.jp/contents/2016/0724_210741.html
以上のことから、zero0001さんに現状を何とかしたいとの強いお気持ちがあれば、そのお気持ちを頼りにカウンセラーがサポートすることで、やがては辛い衝動を生み出している要因が変化して行き、徐々に色々なことが楽になって行くことが十分に期待できると思います。
なおカウンセリングには、ご自身の心を見つめる作業が伴いますので、そのことで一時的にではありますが気分の落ち込みや不安などの症状が生じる可能性があります。
その際はそれらの症状の緩和にはお薬による治療も有効ですので、あまり辛い時には無理せず、そうした治療も併用すると良いかもしれません。
以上、少しでもお役に立てますと幸いです。
回答専門家
- 田尻 健二
- ( 東京都 / 心理カウンセラー )
- 心理カウンセラー・産業カウンセラー・夢分析家
お望みの人生の変化への効果的なお手伝いが私の仕事です
お客様のお悩みの解決や心理的な苦痛の解消・軽減のお手伝いだけでなく、お客様が望まれる人生の変化への効果的なお手伝いができたり希望を持っていただけるようなカウンセラーでありたいと思っています。専門領域は自己愛です。
(現在のポイント:-pt)
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