対象:防災
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松島 康生
危機管理/BCP/防災計画コンサルタント
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自分の住む地域が津波に襲われた時の危険性を調べておきましょう
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熊本地震などによる影響で回答が遅くなりました。
地震による津波火災は延焼被害で拡大することがあるので心配ですね。
津波による火災は浸水深が浅くても、流出してくる物によって変わってきます。
また、津波が川を遡上して被害を大きくすることもあります。
津波による火災の原因は下記のように様々です。
・石油タンク等によるもの
・車やバイク、船舶などから漏れ出た燃料によるもの
・プロパンガスによるもの
・自動車などの電気系統を原因とするもの
・引火しやすい金属類によるもの
などがあげられます。
津波による火災延焼は、「火災をもたらすモノ」と「それを受けて拡大させるモノ」とが一緒になった時に、延焼拡大してしまう恐れがあります。
例えば、上記のような「発火させる物(燃料などの可燃性)」と、それらを吸収して「燃える物(木材やプラスチックなど)」が合わさった時に拡大します。
沿岸に工業地帯があれば、リスクも高まります。北海道のような寒冷地でも、灯油タンクを備えた家が密集していれば、延焼拡大の危険性もあります。
このように津波が遡上してくる途中に引火性の高い危険物を取り扱う施設や倉庫がないかによって変わってきます。
それぞれの地域性や都市計画用途など、まずは自分の住む地域が、津波に襲われた場合の危険性を調べておく必要があります。
そのリスクに応じた対策が必要となってきます。
災害リスク評価研究所では、このような危険性をピンポイントで詳細調査し、それに合わせた具体的な防災対策もアドバイスしています。
評価・お礼
檸檬 さん
2016/05/10 20:36
詳しく回答してくださり、ありがとうございます。大変参考になりました。
住宅街に住んでいるので車やプロパンガスなど、火災の原因になるものは多いように感じます。万が一火災になった時のことを考え、マンションなどに避難するのはなるべく避けようかと思います。
お忙しい中、丁寧に回答してくださり、ありがとうございました。
松島 康生
2016/05/11 14:52
評価をいただき、ありがとうございます。
近隣に高台の空地が見つからない場合は、大型のマンションであれば、燃えにくい非木造なので、一時的な避難場所には利用できるかと思います。
また、これを機会にご家族やご近所とも話し合い、皆さんで防災力を高めてお互いに助け合う体制を整えていただければと思います。
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海岸から約4.4キロ、海抜約8メートルの場所に住んでいます。南海トラフでの津波の際、避難する場所はある程度決めているのですが、津波火災が心配です。市が発表している津波の予測では私が住んでいる地域は津… [続きを読む]
檸檬さん (宮崎県/28歳/女性)
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