対象:リフォーム・増改築
吉田 武志
建築家
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キッチンリフォーム時、壁と床の下地に何を使うか?
栃木県宇都宮市で戸建注文住宅とリフォームを専門に手掛ける工務店を営んでいます。ヨシダクラフトの吉田と申します。
質問を読ませて頂きました。
キッチンをリフォームする際の、壁と床の下地に何を使うかですね。
私なら、キッチンの壁材はタイル仕上げとのことなので、耐水石膏ボード12.5ミリを使います。
コンロ部は火を使うので壁のタイル下地の下は、耐水石膏ボード12.5ミリ。耐水石膏ボード下にはレンジフードとコンロ部を固定する下地木材が必要です。下地木材位置は、キッチン施工図に描いてあります。吊り戸部分やシンク裏も同じように下地木材が入ります。
シンク部の壁のタイル下地は、火は使わないので、耐水性だけを考えると、本当は耐水ベニア12ミリを使いたいところです。しかし、コンロ部の下地と0.5ミリの段差が出来てしまうので、シンク部の壁のタイル下地も耐水石膏ボード12.5ミリで良いかと思います。
キッチンの壁下地がタイルでなくて、キッチンパネルの場合は、水分は滲みないので、シンク前もコンロ裏も普通の石膏ボードで良いかと思います。タイルの場合はタイル目地から水分が入りやすいので、耐水石膏ボードが良いと思います。ただし、シンク前の壁は下地が耐水石膏ボードとはいえ、石膏ボードなので、普通に使うぶんには良いですが、あまり水はかけないほうが良いです。
ラワン合板には、T1(タイプワン)T2、T3があり、T1が一番耐水性は高いです。
床のフローリング下地は、ラワン合板T2で良いと思います。厚さは12ミリ以上で、他の部分のと高さを揃えるなら、他の床高さと合う下地厚さにすれば良いと思います。室内で普通に使うにはT2のラワン合板で良いと思います。
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築40年のキッチン周りをリフォームします。(レンジフード、吊り戸棚、システムキッチンを新設)
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よりみちさん (福岡県/45歳/女性)
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