対象:インプラント・歯科口腔外科
歯原性腫瘍、歯原性粘液腫について
初めましてつくばオーラルケアクリニックの飯田です。
一般的に「〇〇腫」と呼ばれるのはいわゆる良性腫瘍のことです。がんではありません。がんの場合は、「悪性〇〇腫」とか「〇〇癌」などと表記されます。
歯原性腫瘍(しげんせいしゅよう)とは、歯を作る細胞もしくは歯の周囲を構成する細胞からできた腫瘍です。したがって現時点では大きな心配はいらないかと思います。
ただし、(歯原性)粘液腫や一部の歯原性腫瘍の中には、腫瘍の表面に凹凸があって、一部があごの骨の中に入り込むなどして、摘出手術時に正常組織と腫瘍の境界が不明瞭だったり、「取り残し」を生じやすいとされています。腫瘍の一部を取り残すことによって再発する可能性があるとされています。
そのために慎重に経過観察しているのでしょう。再発した場合でも通常は急激に増大することはないと思いますので、現時点では、顎の切除まではご心配いただくことはないかと存じますがいかがでしょうか?
さらにウイルスが原因で発生する良性腫瘍もないわけではありませんが、線維腫や粘液腫とウイルスの関連性は聞いたことがありませんので、家族間で感染する懸念はないかと思います。詳しくは主治医の先生にお尋ねくださいませ。
つくばオーラルケアクリニック(歯科・口腔外科) JR常磐線荒川沖駅より徒歩5分
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回答専門家
- 飯田 裕
- ( 茨城県 / 歯科医師 )
- つくばオーラルケアクリニック 開設管理者/院長
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インプラント治療では、患者さんの身体的負担を軽くするため、シンプルな治療法の採用、短時間でダメージの少ない手術を実践しています。完全予約制による丁寧な診療と、近隣医療機関との緊密な連携、充実した検査体制で安全性の高い医療を提供します。
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この回答の相談
よろしくお願いします。
家族のことですが、
数年前からあった前歯の裏にできた腫瘍を、
摘出し、検査したところ歯肉繊維腫であるとのこと。しかし、歯原性粘液腫の疑いがある為、定期的に通院し様子を見… [続きを読む]
k...さん (愛知県/26歳/女性)
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