対象:ペットの医療・健康
Re:腎不全と甲状腺機能こう進症の猫
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甲状腺機能亢進症と腎不全を併発している場合、血液検査、症状や状態を見て総合的に治療を判断します。
まず甲状腺機能亢進症がありその数値も比較的たかく、とらたろう様の猫のように心臓に影響をおよぼすことがあるため、腎不全があってもメルカゾールの投薬治療は必要となります。また心臓だけではなく肝臓にも影響ができてしまうことがあります。
しかし、甲状腺機能亢進症の治療を開始することによって腎数値の上昇が見られた場合には、メルカゾールの低用量での使用や休薬をすることもあります。
いずれにしても薬の増減については、甲状腺であれば治療後の数値が期待するほど下がっていなければ増量の検討が必要になりますし、弊害が出ていれば減量も考慮されるべきでしょう。
治療開始後の腎数値と甲状腺ホルモン値は確認されているでしょうか。また猫の場合、脱水や腎数値があまりにも高値の状況下でのフォルテコールを使用は、腎臓により負荷をかけてしまうことがあるため、休薬や薬の変更を検討していく必要があります。
とらたろう様の猫の血液検査結果と症状を総合して主治医とご相談をいただき、生活の質を落とさず過ごせる事を目指し治療を検討いただけることを願っています。
補足
メルカゾールの治療により腎数値の上昇がみられ腎不全の治療を中心に切り替えていくことは同意見です。しかし前述したとおり、腎数値が高値の場合フォルテコールが腎機能の悪化を助長させてしまうことがあります。
現段階でそういった弊害が出ているのか否かは、フォルテコールをある一定の期間投薬した上で血液検査にて判断することが必要です。
またフォルテコールによる腎臓に対する悪影響が出ていないのであれば、毎日投薬を行った方が
腎臓機能を補助する効果が強いと考えます。
よってフォルテコールをしばらく継続し、次回の血液検査ととらたろう様の猫の状態によりフォルテコールを継続すべきか等主治医とご相談し検討ください。
評価・お礼
とらたろう さん
2015/04/23 21:42
お礼がたいへん遅くなりまして申し訳ありません。
腎臓はよくはならず、悪化もしていないので
とりあえず心臓のためにもフォルテコールを続けています。
いまは、最初のメルカゾールのせいで腎臓が悪化したのではないかと疑問と後悔です。
ご回答ほんとうに参考になりました。
本当にありがとうございました。
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この回答の相談
はじめまして。
14才の雄(6.5キロ)が2ヶ月前に
bun 50、クレアチニン4 で腎不全と診断されました。
現在食欲あり脱水なしで元気です。
2ヶ月で6キロになりました。
腎臓療法食とフォルテコール(2.5m… [続きを読む]
とらたろうさん (神奈川県/46歳/女性)
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