去勢手術後の攻撃性
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初めまして、千田です。
柴犬に体を触っても受け入れられるように教えるには、かなりの技術と経験が必要です。
生後2、3ヶ月から少しずつご褒美を使って優しくトレーニングをしても、保定やグルーミングを受け入れるには1歳ぐらいまでかかります。
それまで、何となく問題なく過ごしてきていても、何かのきっかけで人に触られることが嫌いになって攻撃性がでることはよくあることです。それが、去勢手術であったり、ちょっと大きな声で叱ったり、力で押さえつけたりということがあります。
子犬の頃から体を触られたり、保定されたりすることに馴らしていって、上手く行っていても去勢手術などで、攻撃性が出てくることはよくあることです。それからもう一度やり直していくことになります。生後2、3ヶ月から保定の練習をしてきた柴犬の場合は、再トレーニングをすればすぐに受け入れられるように戻りますが、それまでトレーニングをしてこなかった犬の場合はかなり困難なトレーニングになります。
ワンちゃんも永久歯が生えてくる頃になると咬み付きも本咬みになってきて、咬まれると深刻な怪我になることも多くなってきます。咬んだ回数が多くなればなるほど改善が難しくなります。まだ、クニクニさんの場合はワンちゃんが咬んだわけではありません。一度でも本咬みを経験すると、「咬むと人間は嫌なことをやめてくれる」という学習してしまいます。犬は一度の攻撃行動で覚えてしまいます。
攻撃行動が定着しないように、強制的なトレーニングを行わないトレーナーさんになるべく早くアドバイスを頼むことが必要だと思います。柴犬の場合は、基本的にバスケットマズルの装着をお勧めしています。
評価・お礼
クニクニ さん
2014/07/26 09:13
千田様回答及びアドバイスありがとうございました。
回答を読んでみて改めて犬の飼育と躾の難しさを知りました。
保定の訓練は比較的上手くいっていたと思いますが去勢手術などのストレスで出来なくなっているように思えます。
再度、以前からお世話になっているトレーナーさんにアドバイスや再トレーニングのお願いをしてみます。
幸いにもまだ咬まれてはいませんので今のうちに矯正してみます。
再度、アドバイス等をお願いする事があると思いますがその時には宜しくお願い致します。
回答専門家
- 千田 純子
- ( 千葉県 / 獣医 )
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
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この回答の相談
私は今年の2月16日生まれの雄の柴犬を飼っています。
相談・アドバイスを受けたい内容はこの柴犬が去勢手術後に威嚇行動をするようになりました。
変化が現れたのは手術の翌日からです… [続きを読む]
クニクニさん (愛知県/49歳/男性)
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