引っ越しの後の留守中の分離不安
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決まった日までに問題行動を止めなければならないというのはなかなか難しいことです。それも飼い主がいない時に起こる行動を改善するというのはかなり難しい問題ですが、さらに、吠え声は飼い主が我慢すれば解決することではないので、緊急を要する問題です。
お話からすると、クレートトレーニングは出来ているようですが、一人(一匹)だけでお留守番をすることに慣れていないようですね。少しでも人や動物の気配があると大丈夫なようですか?留守中はラジオやテレビをつけておいて、他に人や動物の気配があるようにしてはどうでしょうか?人が家にいる時からクレートにカバーをかけておいて、テレビやラジオをつけておきます。その状態で外出にトライしてみて吠えているか確認してみてください。
それでも、どうしても吠えやまない場合は、ペットホテルや犬のデイケアや動物病院に預けておくのも緊急避難的な対処の方法としては必要な場合もあります。動物病院に相談すれば、睡眠剤や抗不安剤を処方してくれるかもしれません。
私の方では、フラワーエッセンスのバッチフラワーを使って環境の変化に対応できないペット達のストレスに対処しています。環境の変化に対応できないペットには、ウォルナット、特定の人に分離不安を起こす場合は、チコリー、誰かそばにいてくれると吠えない場合は、ヘザー、実家の環境を懐かしんでいるような場合は、ハニーサックル、などを用いて新しい環境に適応できるようにサポートしていく方法をとっています。しかし、数日でトレーニングやバッチフラワーの効果で確実に吠えやむとは期待できないので、緊急避難的な対処の方法も考えておいた方が良いのではないかと思います。
nico-puさん自身も環境の変化で精神的に落ち着かない状態なのではないかと思います。飼い主さん自身が落ち着かないと飼い主さんを頼りにしているワンちゃんもより不安になるものです。nico-puさん自身も焦っている気持ちにインパチエンス、環境の変化に対応するためにウォルナット、疲れにオリーブ、不安にミムラスなどを取って、自分自身の気持ちを落ちつかせるようにしてはどうでしょうか。
評価・お礼
nico-pu さん
2014/06/29 21:06
千田先生ご回答本当にありがとうございます。
本当に私が焦りすぎてしまって犬にも本当に申し訳ないです。
実は今叔父の家に居候している状態で、その叔父はすでに仕事をリタイアして家におります。犬のことにもとても協力的で助けてもらっています。ですので明確な方法さえわかればなんとか手伝ってもらいながら時間をかけて実践していける状態です。
ただ、叔父も毎日一時間は最低でも出かけなくてはいけないので、今は叔父の外出を控えてもらっている状態です。叔父のためにも早急に、なんとか一時間だけでも持ってくれる様になればと思うのですが、、、(><)。
ブランケットをケージにかけ、電気を付けて、テレビも付けた状態で外出を試みてはいるのですが効果はありません。
今のところ上記の状態で犬をケージに入れ部屋に残し、人間が戸を閉め廊下に出ても大丈夫な状態にはなりましたが、やはり家の外に出ると鳴きだします。骨のおやつをあげれば、それを食べ終わるまでは大丈夫です。
バッチフラワーとはアロマの様なものでしょうか?私自身ハーブやアロマに興味があり勉強しているので、先生のお話は大変興味深いです。使うものはアロマのエッセンスで良いのでしょうか?
時間がかかっても構いません。お留守番が出来るようにするために、何か明確にしていくべきことはありますでしょうか?
獣医さんでもらう抗不安剤は睡眠薬も最悪考えなくてはいけないと思っています。薬を使いながらトレーニングをした方が犬にとって負担がかからない場合もあるのでしょうか?
質問ばかりで本当にすいません。宜しくお願い致します。
千田 純子
2014/06/30 11:46
評価とご質問ありがとうございます。
バッチフラワーは、アロマとは異なります。植物から抽出したエッセンスを用いて、人や動物の感情のバランスを取るものです。香りではなく、口から取ってもらうものです。
獣医さんから薬をいただくのは、問題行動が悪化させないため、周りに迷惑をかけないためは必要な場合もあります。確かにぼーっとしてくれているので、問題行動が少なくなる場合が多いようですが、行動修正法を行わなければ、一生薬を飲むことになります。依存性や副作用が出る場合もありますので、行動修正法の指導を受けながら薬物療法をする必要があります。適した薬物、用量を見極めるには数週間かかることがあります。当方ではペットのストレスを解消して、問題行動を改善するためにはバッチフラワー+行動修正法を使っています。特にトレーニングだけでは不安感などが強く上手く行かない場合はバッチフラワーを用いています。
当方では、まず、問題行動が少なくなる環境を作って、吠え声などの苦情か来ない飼育環境を整えてから、徐々に問題を解決する方法を考えていきます。「吠えても誰もかまってくれないことを教える」のが教科書などでは書かれていることですが、住宅街で生活している飼い主さんには我慢できる限度にも限界があります。焦らず、少しづつ馴らしていきましょう。
回答専門家
- 千田 純子
- ( 千葉県 / 獣医 )
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
初めて相談いたします。
2歳のミニチュアシュナウザーのメスを飼っています。転職の関係で実家から引っ越す際に一緒に連れてきました。実家には犬がもう一匹と猫が三匹おり、お留守番の時も一匹だけになる… [続きを読む]
nico-puさん (神奈川県/26歳/女性)
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