対象:投資相談
回答数: 5件
回答数: 2件
回答数: 3件
中国バブルと今後の投資について
麒麟さま、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ここで具体的な銘柄の推奨まで行うのは、ルール上問題があるので、考え方までお話しします。
まず、中国の不動産バブルについては、確かにマーケットの懸念材料です。
中国バブルが崩壊した場合には、少なからず世界経済に影響を及ぼすことでしょう。
なので、もし中国バブル崩壊を予想するのであれば、どの日本株にも投資しない方がよいことになります。
ただし、未来が見える水晶玉でも持っていない限り、将来のことを完全に予測することはできません。
中国は、当面、バブルを抑え込めるし、理財商品などのデフォルト(債務不履行)も小規模にとどまるだろうとの見方もあります。
また、拡大傾向にある米国景気が、今後も世界の株価をけん引するとの予想もあります。
そこでもし景気の好調が続く予想を元に投資をするのであれば、ご自身で成長ストーリーを描いてみてはいかがでしょうか。
クレヨンで描けるアイデアでよいと思います。
例えば、震災復興や東京オリンピックに向けて、建設業界が活気づくだろうとか、
これから再生可能エネルギーが普及するだろうからその関連の業界に投資してみよう、
などです。
このように考えると、単なるお金儲けだけではない楽しみが増えますね。
ちなみに、ファイナンシャルプランナーは、立場的には、家計の専門家なので、通常は、生活資金の運用をアドバイスしています。
上記について、もし取り組む場合は、将来のレジャー費に充てるような余裕資金で考えていただくのがよいかと思います。
ご参考までに、比較的手堅い運用方法は、「長期国際分散投資」といいます。
実際に私が継続的にアドバイスしている方は、この方法で取り組んでいただいていますが、現時点で、全顧客がプラスの運用を実現できています。
(スタート後1年未満の方を除く)
補足
再質問、拝見しました。
例えば、世界株式インデックスファンドであれば、組入比率は、自動的に地域別のGDP比率に整えられますので、セオリー通りであれば、そういったものを活用するのもよいと思います。
それではつまらないという場合は、各国の金融政策、経済指標等を参考にしながら、ウェイトは、自分でコントロールしてみてください。
私のアドバイスは、どちらかというと、後者です。
具体的な配分は、その時の経済情勢やご相談者のお考えによりますが、大局的には、投資先国の経済成長率が、参考になるはずです。
一般的に、新興国の方が、経済成長率の予測は高めになりますが、新興国ほど、市場は小さく、ボラティリティ(変動性)は、大きいですから、新興国のウェイトを上げて、期待リターンを高める場合は、その分、時間を長期でとることが大切です。
あとは、もし中国バブル崩壊が気になる場合は、投資タイミングの分散を考慮してください。
よく知られているのは、ドルコスト平均法です。
ライフプラン別の設計については、まずは、キャッシュフロー表(人生の資金繰り表)を作成されることをおすすめします。
それをもとに、運用資金について、どの程度のリターンを求めれば、将来の安心が得られるかなどを試算すれば、具体的な数値で、クリアになると思います。
回答専門家
- 森本 直人
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
一説では、中国の不動産バブルはすでに崩壊し、あとはどこまで
傷口が大きくならないかに焦点が当てられていると聞きます
そこで、今年夏頃までに日本にどの程度まで… [続きを読む]
麒麟さんさん (東京都/39歳/男性)
このQ&Aに類似したQ&A