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対象:心の病気・カウンセリング

小日向 るり子 専門家

小日向 るり子
心理カウンセラー

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敵の正体を知りましょう

2013/05/20 15:28
(
5.0
)

柚子remonさんはじめまして。フィールマインドカウンセラーの小日向るり子です。
とてもストレスフルな環境ですね。心配です。
私のサラリーマン時代にも「クラッシャー」と影で呼ばれている方がいました。そのあだ名の由来は、その方と組んで仕事をする同僚や部下がことごとく潰れていくことからです(退職、休職等)。クラッシュ=潰すからのあだ名ですね。
そして私も。その方と一緒に仕事を組んだときにそのあだ名の意味を実感することになりました。幸い、その悩みを共感できる同僚や上司に恵まれていたのと期間が短かったことで、私自身はクラッシュされずに済みましたが、続いていたらと思うと今でもゾっとします。
と、いきなり自分自身の話でごめんなさい。でも、だからこそ柚子remonさんがとても心配です。

ただ、私は当時から少しずつカウンセリング(心理)の勉強をしていて、そして今になってわかったことがあります。クラッシャーの正体が何であったのかを。
こうした方の行動の背景には、パーソナリティが未熟であるという原因があります。
パーソナリティとは「自分が他の誰でもないかけがえのない【自分】であるという感覚」です。己を形作っている思想、理念、感情などのすべてです。
パーソナリティが確立されていないと、自分と他人の間の境界線があいまいになります。すべてを自分のパーソナリティと同一視したいのです。ですので、自分がやりたいことに協力しない人、反対意見を唱える人は全員敵。それはすごい行動で攻撃してきます(特に男性の場合は物を破壊するなどの暴力行為となることが多いです。女性の場合は自分を破壊する自傷に向かうことが多いのですが)。
ただ、怒りの中にある根本の感情は「寂しさ」。車いすの介助が好きなんですよね。とても顕著な行動です。寂しいから、自分がここに生きていていいという実感が不安だから、言葉での感謝される行動が大好きなのです。

補足

柚子remonさんと同じ価値観の中で、その同僚をみようとすると、絶対に潰れてしまいます。少し乱暴な言い方かもしれませんが、「敵の正体を知る」ことです。
敵と戦うことは心身を消耗することに違いはありません。でも「敵が何者であるのか」を把握しているだけで、だいぶ心持が違います。行動が推測できるし、その背景の感情を把握することで、柚子remonさんに余裕が生まれるのです。

私は医師ではないので、診断名などを推測でも記載することは医師法抵触にあたりできないのですが、参考までに下記書籍を一読されることをおすすめします。
「境界性パーソナリティ障害のことがよくわかる本」 牛島定信[監修] 講談社
また、プロファイル内の私のコラムでも「境界性パーソナリティ」について連載をしていますので、よろしければご参考になさってください。

お身体をご自愛くださいませ。また何かありましたらご相談ください。

休職
感情
同僚
ストレス
仕事

評価・お礼

柚子remon さん

2013/05/20 23:44

柚子remonです。回答ありがとうございました。初めて聞くクラッシャーという言葉に見事に当てはまりました。少し耳が悪いようで普通の会話も大きな声でがまりたてるようにしゃべるので怒鳴られているように感じます。自己中心で私が患者さんと接していても遠くから呼びたて勝手にしゃべっています。空気が読めません。私に話しかけるときは確認するように。患者さんと話しているときは待つように。仕事の指示は紙に書いています。なるべく直接話さないようにしています。それでもたびたび怒鳴るので、つらいです。
 「敵を知る」ですね。嫌いな奴のことで頭をいっぱいにしないで好きな人 好きなことを考えようとは思いますがなぜこんなに仕事を離れても頭一杯です。
 彼の世界 彼の持つ劣等感 弱いところを私が刺激することで何か引き寄せてしまうのでしょう。彼の前に立つ私は一番いやな女になります。思い切り蹴飛ばしたくなります。ヒステリーぽくなります。攻撃的に私もなってしまいます。同じ土俵に立つのはみっともないと思っているのに。
 「境界性パーソナリティ障害」の本は持っています。以前一緒に働いた人がまさしくこの性格でした。

 もし私が殺されたら悩んでいた柚子remonを思い出してください。

小日向 るり子

2013/05/23 22:46

返信と評価、ありがとうございます。
柚子remonさん、「もし私が殺されたら」などとは絶対に思わないでください。
されど仕事、ですが【たかが仕事】です。
柚子remonさんが殺される、否、殺されると思うまで働き続ける必要性はないのです。

返信を拝見し、かなり追いつめられてしまっているように感じました。
「嫌悪しすぎる自分」に対する分析は後回しにしてでも、現実問題の解決が必要に感じます。お相手と一緒に働く期間はあとどのくらいなのでしょうか。

回答専門家

小日向 るり子
小日向 るり子
( 東京都 / 心理カウンセラー )
フィールマインド 代表カウンセラー
090-5606-6857
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

感情を否定せず、まず寄り添うこと、を理念としています。

会社員時代にボランティアで始めた電話相談員がカウンセラーとしての原点。退職後にカウンセラー資格取得。その後労働局にてハラスメント相談員を経て現職。相談内容を特化せずどんな言葉でも【聴く】ことに焦点をあてたカウンセリングを行っています。

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この回答の相談

すぐ切れる同僚と働いています。

心と体・医療健康 心の病気・カウンセリング 2013/05/18 17:26

大学病院の看護師です。体調を崩し、現在検査室で働いています。看護師なのに我慢できないのかとかうまく対処できないのかとか言われそうですが、問題解決できず落込む日々です。
 看護師一人に3部… [続きを読む]

柚子remonさん (千葉県/54歳/女性)

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