対象:リフォーム・増改築
青沼 理
建築家
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増築計画は、あまり現実的ではないかと・・・。
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- 5.0
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築30年とのことですが、1981年の耐震基準改正の前後の建築物のようですね。
仮に改正以降の新耐震基準で設計されていたとしても
増築することにより、既存部分も現行の建築基準法にあわせなければなりません。
現行の基準法に適合するかどうかを判断するのは
設計図(a)と構造計算書(b)
からになります。
加えて、その設計図通に建てられているかどうかの判断は
完了検査済証(c)になります。
このabc3点がそろってようやく、増築可能かどうかの判断に入れます。
この3点が揃ってない場合
既存部分の精密耐震診断を行って
耐震基準に適合していることを証明してからの流になります。
耐震診断自体、時間も費用もかかりますし
耐震基準に達していない場合は既存部分の耐震補強の必要も出てきますので
あまり現実的では無いと思います。
また、既存不適格建築物の救済措置として
構造的に分離して、既存部分の床面積の1/20以下で
かつ50m2以下の増築は可能とされていますが
blk34様のご計画には使えそうもありませんね。
以上のことから、新築のご計画をお勧めします。
評価・お礼
blk34 さん
2012/12/09 19:16
ご回答ありがとうございました。
やはり設計図が無いと時間とお金が余計にかかりそうですね。
アドバイスありがとうございました。
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この回答の相談
両親から受け継いだ会社をスケルトンリフォームし増築を検討中です
現在築30年のrc構造の2階建てで1階が店舗2階が事務所です。建築図面無しです。建てて数年後に建物の後ろに簡易的なトタン… [続きを読む]
blk34さん (東京都/34歳/男性)
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