対象:キャリアプラン
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市村 光之
キャリアカウンセラー
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今後20年のスパンで、新しい遣り甲斐を見つけましょう
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初めまして。キャリアリーブスの市村と申します。
仕事の遣り甲斐はあるけれどハードな現職と、安定性はあるけれど嫌いではないが現職ほど魅力を感じない経理の仕事への復帰で迷っていらっしゃるようですね。ここは、目先のことだけでなく、今後20年の長いスパンでどうすることがご自身にとってベターかという視点で判断すべきではないでしょうか。
現職は「システムやWEB企画等の業務」とのことですが、常に最新の動向を仕入れ、素早く対処しなければならない仕事と推察しています。すっと経理業務をなさってきたゆうこさんにとって、他の人以上にハードな仕事だったことでしょう。それでも続けてこられ、かつ楽しいと感じていらっしゃるということは、顧客と接する営業系の仕事に向いている面もあるのだと思います。その仕事を辞めて、前の経理の仕事に戻るのは、これまでの努力を無にするようでもったいない気もしますし、今感じられる遣り甲斐を経理の仕事で感じられるか、と不安でもあるかと思います。
40歳で独身とのことですので、基本的には、ずっと働き続けることを前提に考えた場合、これから先も現職の仕事を続けられるでしょうか。ハードな現場から、年齢相応な管理系の仕事にシフトするキャリアパスはあるでしょうか。仮にあと数年現職で働いて、その後、経理系の仕事に戻るとすると、今よりさらに難しくなります。今回内定をいただいたところも、経理業務のブランクが2年だからこそ採用してくれたかもしれません。
この2年間は、ゆうこさんが経理としてさらに成長するために異業種で修業をしてきた、と捉えてみてはどうでしょうか。システムやWEB企画など、経理とは全く異なる仕事で顧客対応してきた経験は、経理の仕事に復帰しても無駄にはならないはずです。そうした営業系の仕事を経験したからこそ、見えてくるもののあると思います。外郭団体の仕事は、多分にお役所仕事的な部分があり、これまでと違って窮屈な職場かもしれません。しかし、その分、新たな視野で改善できることがたくさんあるようにも思うのです。
毎月の賃金はこれまでより下がるとしても、残業代がきちんと出て、ボーナスも5か月あり、退職金もあります。体力的にも無理をすることなく、長く勤務できる職場でしょう。そこで、新しい遣り甲斐を見つけてみませんか。
補足
最近、「キャリアの手帖・36人のケーススタディ 」という本を出版しました。
現代的キャリア課題に立ち向かう36人の社会人の姿をケース・スタディとして描いた本です。適職を求めての模索、現職でのキャリア形成の迷い、結婚や子育てと仕事の両立、転職活動やリストラの苦悩などをライフキャリアの視座から浮き彫りにする試みです。
詳しくは、キャリアリーブスのホームページにあります、「キャリアリーブス叢書」のページをご覧ください。
http://careerleaves.com/about/books/
評価・お礼
ゆうこ*** さん
2012/11/30 22:48
お礼が遅くなりまして申し訳ありません。ゆうこです。
ご回答ありがとうございました!
背中を押していただいた気持ちです。
2年間、まったくわからない業界で必死で知識を身につけてきたのと
自分でも意外なことに営業の業務がとても楽しかったのとで
経理に戻るのにためらいがあったのですが、決心できました。
次の職場でどんなやりがいが見つけられるか楽しみです。
本当にありがとうございました。
ご紹介いただいた書籍も読ませていただきますね。
市村 光之
2012/12/01 11:20
ご評価いただき、ありがとうございます。
キャリアの選択に絶対の正解はありません。ゆうこさんが納得して選んだ道が、あなたの正解です。
三人の石切り工の話をご存知ですか。
通りがかりの旅人が石切り工に、何をしているのかと訊ねました。一人目は、「これで暮しを立てているのさ」と言い、二人目は手を休めずに「国中で一番の石切りをしている」と言いました。三人目は、夢見心地で空を見上げ「大寺院を作っているのだ」と言ったそうです。同じ仕事でも、その人の考えかた、取り組みかたにより、見える景色は異なりますし、幸せの度合いも異なります。
ゆうこさんらしい何かを見つけてください。
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この回答の相談
40歳独身女性です。
4年制大学を卒業後、経理事務を15年経験し、
現在は縁あってITの営業をしています。
1社目:大手商社子会社経理 10年
2社目:大手メーカー子会社経理 5年(家族介… [続きを読む]
ゆうこ***さん (東京都/40歳/女性)
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