連帯保証人を外すことの可否について

ハッピーハウスの真山（さのやま）です。

1．の連帯保証人を抜けることに関して、
お聞きしている範囲においては難しいと思います。

実務的な流れとしては、「どり」さんの不動産持分
（おそらく1/2？）をご主人が買い取る形になります。
その際、ご主人が単独でローンの全額を
十分に組める現状でなければなりません。

今回、住宅ローンの残高に対して、
ご主人単独ではおそらく返済比率内に
収まらないため、その全額を借り入れることは
難しいと思われます。

一般的な話として、金融機関は、
離婚、親族間売買の案件を極端に敬遠します。
そこにご主人の不安定な年収が加わるので
今回の案件は、金融機関の担当者にとって
とてもやりにくい案件になります。

したがって、現実的に「どり」さんが
不動産の名義を変更して保証人を抜けることは
無理だと思います。


2.借金の額自体は変わらないので、
できる限り高く売却することが
借金を減らす唯一の方法となります。
売却不動産のエリアによっていろいろな特性がありますが、
中古の流通市場が成立しているエリアだと
空室にして表層リフォームを施して
なるべく高く売却する等の方法があります。

3．および４．財産分与に関しては、
基本的にお互いの話し合いによります。
夫婦の共有財産なのか各個人の単独財産なのかによって
財産分与の対象になるのかどうかがきまります。
したがって、まずは共有財産と個人財産の切り分けを
しっかり行って、共有財産に関する分与の方法を
その財産形成の寄与に応じて話し合ってください。

今回の件に限らず、共有持ち分の不動産処分は
いろいろと難しいことが起こります。
「どり」さんもいろいろなことが重なって
大変だとは思いますがぜひ頑張ってください。

少しでもお役に立てれば幸いです。