対象:住宅設計・構造
富樫 孝幸
建築家
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木造には制約があります
こんにちは、プラネット環境計画の富樫です。
家づくりを考えるといろいろわからない点も多いかと思います。
構造なら、なお更かと思います。
ツーバイフォー工法は、基本的な構造基準が決まっていて構造ルールを理解していれば
もっとも合理的に設計できる工法のひとつです。
耐力壁で囲まれた壁線内の面積、開口部の最大長さなどが決まっています。
一般的な耐力壁線は40平方メートル以下といった構造ルールです。
そのほかにツーバイフォー部材の最大長さも考慮に入れます。
設計者の方が言われている室内に柱が必要というのは、床根太部材を
受けるためのものでしょう。
北米などはプラットフォームフレーム工法と呼ばれ、日本より大きな部材を
使う住宅が多いようです。また、構造の基準も違います。そのため大きな
スパンが可能になっています。
ツーバイフォー工法で大きな空間をつくりたい場合、リビングなどを最上階に
計画すると上部加重がないため、比較的つくりやすくなります。
ツーバイフォー工法に限らず、在来工法など木造住宅などは制約があり
大きな空間をつくるには限界があります。
先の方が言われているように、SE構法など純ラーメンの構造などが
ありますのでそのような構造も検討されたらいかがでしょう。
オープン工法ではないので、登録工務店が施工することになります。
このように、さまざまな角度から計画内容を検討したらいかがでしょう。
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この回答の相談
建築家に依頼して、住宅を作っています。
現在、設計に取りかかったところです。
ツーバイフォーの住宅で、リビングは広くしてもらいたい(20畳程度)のですが、90cmのそで壁が必要と言われました… [続きを読む]
amazonさん (神奈川県/49歳/男性)
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