対象:住宅設計・構造
それぞのメリット・デメリット
横浜の設計事務所です。
構造用合板は歴史が長く様々な仕様に利用できるものです。
通常は壁には9mmを使いますが、耐久性を考えて12mmで使う場合もあります。
また、特殊なビスを使うと5倍の耐力を持たす事もできます。
釘の保持力が強いので、下地として使うこともでき複数の用途に優れます。
3次元的な曲げや割れにも強い素材です。
弱点としては、木質ですから燃えることと長期間濡れると腐ったりシロアリの
食害にあったりします。
ですので、設計や施工にはそれに対する対処をきちんとしなくてはいけません。
ダイライトは特定のメーカーが生産している商品名ですが、鉱物を主原料とした
無機質の素材を固めたものです。
鉱物ですから火に強く、防火構造の認定をとりやすいです。
当然ながら、腐ったりシロアリの食害にあったりということもしにくいです。
シロアリが取り付くのは壁材だけではないのでこれだけで安心とは言えませんが。
雨漏れも壁だけの問題ではないのは同じですが。
構造材としての強さは、認定の倍率としては構造用合板の通常仕様を若干上回ります。
素材としてエコなものとも言えます。(木質だからエコではないとも言えませんが)
弱点としては、割れには弱いという事と釘の保持力はほとんどないという事があります。
類似品として、石膏ボードをイメージしてもらえば解りやすいと思います。
3次元的な変形や強い衝撃が加わると割れる可能性はあります。
釘の保持力はないので、下地としては使えないのとダイライト自身の施工の際にも
下地にきちんと止める事が重要になります。
それぞれの特徴があるので、要求したい事に見合った方を選ぶと良いと思います。
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回答専門家

- 小松原 敬
- ( 神奈川県 / 建築家 )
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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この回答の相談
構造用合板か、ダイライトかのどちらを使用するか迷っています。
こちらの素材のメリット・デメリットを教えてください。
ダイライトは値段が倍になると言われたのですが、
ダイライトにした時の効果を教えてください。
ryomaさん (大阪府/32歳/男性)
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