歯が折れた時の対処法について

こんにちは。千葉県松戸市むつみデンタルクリニック院長の倉田です。

相談内容を読む限り、かなり神経に近い部位で折れてしまったようですね。
しみる程度なら落ち着く可能性もあるのですが、これが痛みに変わるようですとその歯が「歯髄炎」を起こしているということになるため、神経を取る必要があります。
小学６年生ですとまだ折れた歯の歯根も未完成の状態なので、できることなら神経を取らずに根の成長を待ちたいものです。
熱い物、冷たい物、硬い物を避け、なるべくその歯に刺激を与えないようにしてください。

折れた歯のかけらを接着させた後もこの注意は守ってください。（熱い物、冷たい物はしみなくなったら徐々に摂っていただいてかまいません）
接着した箇所は非常に外れやすいため、基本的にその歯で物を引きちぎったりはしないようにしましょう。

神経を取ることになってしまった場合、色が変わる可能性はあります。それよりも歯根が未完成で短くなってしまうため、他の歯よりも寿命が短くなってしまいます。

年齢を考えると担当の先生の治療法が最も適しているかと思います。神経が自然に死んでしまうこともあるため、定期的に検診でチェックしてもらうといいでしょう。目安については担当の先生に聞いてください。

今の時期が一番大切な時期ですので、極力刺激を与えないようにしてください。