対象:一般歯科・歯の治療
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袋 晃子
歯科医師
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迷走神経反射だと思いますが
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- 5.0
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こんにちは 群馬県前橋市歯科ラブアンドティース院長の袋 晃子です。
歯科治療はどうしても音の出る器具などをつかうため
人によっては恐怖と隣り合わせになります。
歯科治療時にたまにですが迷走神経反射がおこります。
これは聞き慣れない言葉だと思いますが健康な人でも
この反射が起こることがあります。
迷走神経とは脳神経の一つです。
内臓に分布していて主に自律神経系の副交感神経と関係が深い神経です。
通常、人は交感神経と副交感神経がうまくバランスをとりあって内臓の機能が
維持されていますが、何らかの原因で迷走神経が刺激され、副交感神経が必要
以上に活発になると、末梢の血管が拡張して血圧が下がり、脈拍が遅くなりま
す。
歯科治療は体を横にして行うため
体の上の方にある脳へは、重力に逆らって血液を送る事になり、血圧が下が
ったり脈拍が遅くなると脳に向かう血液の量が減り、冷や汗が出たり、気分が
悪くなったり、顔面が蒼白になり、意識もうろうになって失神して倒れてし
まうことがあります。
また恐怖、痛み、でも迷走神経が刺激されるとされています。
ス~っと血の気が引く感じになるのはこのためです。
十分な休憩は行われてから治療をされていますので
治療を再開されてもまず問題はないと思います。
評価・お礼
stera1216 さん
2011/07/23 09:39
評価が遅くなり大変申し訳ございません。
先生のご回答を見てから、そういう事か・・と気分がだいぶ楽になりました。
翌日には、気分も回復致しました。
ご丁寧なご回答ありがとうございました。
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この回答の相談
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