対象:住宅賃貸
店舗賃料は、下降傾向にあります。
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不動産中心のコンサルタントの野口です。
HANA-HANA様が賃借しておられる場所やグレードがわかりませんが、この数年(4~5年間)全国的に店舗賃料は下がり傾向で、飲食店向け賃料は特に顕著です。
したがって、「周りの物価の値上がりに伴い家賃が多少上がっていくのは現実的に理解しておりますがーー」は現状は、ビル賃料(オフィス、店舗、サービス業向け)には逆で下がっています。
但し、HANA-HANA様の賃貸ビルが、特殊な条件変化で値上がりがあれば別ですが。
1、他のテナントとは、どれ程の賃料の差があるのでしょうか?
賃料は、必ずしも同一ビル同一賃料ではありません。広さ、階数、場所、保証金、権利金、償却額等のほか、「居ぬき」「スケルトン」等により異なります。従って、同様賃料より、明らかに安い(25%~)場合は徐々に縮小されていくでしょう。
2、飲食店の賃料は一般的に、売上高の7%が適正とされます。HANA-HANA様の経営努力で売上高が、年々上昇し、売上高の7%以下の賃料であれば若干の値上げも応じざるを得ないでしょう。
3、飲食店設備、内装の投資金額はどれほどであったかは判りませんが、一般的にこの費用は、賃料に影響します。居ぬきの場合は、スケルトンに比べ20%程度高くなるといわれています。使用年数、設備仕様により異なります。
4、HANA-HANA様と前オーナーとの契約事項は、次のオーナーも原則引継ぐ必要があります。賃料が、不相応に安く(30%以上)ない限り新オーナーにもこのことを伝え、急激な、急速な処置は断っても良いでしょう。
これらを勘案され、賃料抑制交渉にお役立てください。
評価・お礼
HANA-HANA さん
2011/04/26 17:42
ありがとうございます。
大変詳しい説明を頂き分かりやすくてとても参考になりました。
回答専門家
- 野口 豊一
- ( 神奈川県 / 不動産コンサルタント )
- 代表取締役
不動産の売買、投資をFPの視点よりコンサルタント
独立系のFP、不動産業者とは一線を画し常に第3者の観点からコンサルタント、長年のキャリアと実践て培った経験をを生かします。法律、経済、税務など多角的に論理整然とし、これを実践で生かします。誰にも負けない「誠実性」「洞察力」を発揮します。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
現在、飲食店のテナントを賃貸で借りて営業しています。
3年前に現在のビルに移転しました。
その際、このビルのオーナーだった方と懇意にしていた事もあり
他よりもかなり安い家賃で提供して頂きました。
… [続きを読む]
HANA-HANAさん (京都府/39歳/女性)
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