対象:住宅資金・住宅ローン
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住宅ローンを組む際の注意点(団体信用生命保険)
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ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
お聞きしている範囲において、特段の問題がなければ、
奥様で2700万円の住宅ローンを組むことは可能だと思われます。
年収550万円で、勤続年数が1年以上あり、その他の借入等がなければ、
約3620万円程度までは住宅ローンとして借り入れることが可能です。
(返済比率35%、借入期間35年、審査金利4%で概算)
ただし、奥様名義もしくは奥様が債務者でご主人連帯保証人(収入合算)で
ローン組む場合、団体信用生命保険(団信)に注意してください。
団信は、住宅ローンの支払い義務者が亡くなられた時に、
残された遺族が困らないように、住宅ローンに付帯している生命保険です。
支払い義務者が亡くなられた時に住宅ローンが残っている場合、
団信の保険金で住宅ローンの残債を支払い、
残された遺族に債務が残らないようにする仕組みです。
仮に、住宅ローンの債務者を奥様としてローンを組み、
子育てで奥様が退職し、
ご主人が実質的に住宅ローンの支払いをするとします。
その時、ご主人の身に何かあって亡くなられても、
債務者ではないので、団信の適用はありません。
奥様には住宅ローンの支払い義務が残り、
子育てと仕事の両立ができず、
住宅ローンが支払えない場合には、
売却によって物件を手放すか、競売、自己破産等の
手続きになってしまうことになります。
住宅購入の大きなメリットの一つが団信です。
実質的な支払者に、団信がかかっていない場合の
住宅ローンについてはかなり慎重に考える必要がります。
今回の解決策として、フラット35を活用するのが良いと思います。
ただし、フラット35を活用するには、フラット35の適合証明書を
取得出来る物件であることが最低限の条件となります。
フラット35であれば、金融機関によりますが、
ご主人の勤続5か月でも対象となります。
まずは、実質的な支払者となるご主人単独で検討してみてください。
返済比率等の問題でそもそも不可能であれば、
奥様との連帯債務で住宅ローン(フラット35)を組みます。
その場合、団信をデュエットにすることで、ご主人、奥様の
どちらかに何かあっても団信で対応することが可能です。
住宅ローンをどのように組むのかについて考慮する際には、
かならず団信のことは頭に入れておいてください。
少しでもお役に立てれば幸いです。
評価・お礼
aqaqaqaq さん
2011/03/10 23:17
お返事ありがとうございます。
団信について、詳しく教えていただき、ありがとうございます。
メリットの大きい制度ですので、最終的な支払い者になる自分が入ることができるよう、計画してローンを組みたいと思います。
「デュエットにして、生命保険を削減・・・」みたいな話を、見つけましたので、その辺も考慮していきたいと思います。
ただ、住宅ローン減税を考えると、一人で借りられるのが、ベストになるのかなと思っています。
とりあえず、フラット35の審査が通るかどうか、不動産担当者や金融機関の担当者に質問してみようと思います。
回答専門家
- 真山 英二
- ( 神奈川県 / 不動産コンサルタント )
- 株式会社ハッピーハウス 代表取締役
正しい知識で安心して人生最大のワクワクを楽しんでもらいたい!
人生最大級の買物である不動産購入は、自分や家族が主人公でこだわりを実現していく「人生最高のエンターテイメント」と言えるのではないでしょうか。正しい知識と情報を身に付ける事で、安心してワクワクの不動産選びを楽しんでもらいたいと考えています。
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この回答の相談
2700万弱の戸建物件の購入を考えています。諸費用込みで3000万弱の予定です。
しかし、2009年に病気で退職し、2010年11月に再就職するまで、収入がありませんでした。
前職は勤続6年… [続きを読む]
aqaqaqaqさん (千葉県/30歳/男性)
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