対象:不動産売買
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仲介業者の役割について
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ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
売主が不動産業者の場合に、
不動産の仲介業者を間に入れた方が良いのか、
それとも売主との直接契約をした方が良いのか
非常に悩むところだと思います。
それぞれにメリット・デメリットがあり、
一概にどちらが良いということはありません。
売主と直接契約する場合、買主の仲介手数料は不要ですが、
売主と買主の間に、大きな情報格差が生じています。
通常、買主は、不動産の取引等に慣れていないため、
売主である不動産業者の言いなりで対応をしなければ
ならないことが良くあります。
売主と直接契約をして多い不満として、
仲介業者が入っていれば、大きく価格交渉ができたのに
その交渉自体ができなかった。
契約の際に不都合なことを隠された。
住宅ローンに不慣れな売主で住宅ローン選びを間違えて
結果として金利で大きく損をしてしまった。
アフターフォローになかなか対応してもらえなかった。
火災保険を売主に指定されて、高い保険に入らされた。
別途費用として、高額な外構費用を要求された。
等々があげられます。
結果として、直接契約の不利益な部分を考慮すると、
よっぽど仲介手数料の方が安かったということもあります。
原則として、買主側の仲介業者は、買主利益を第一に考えます。
価格交渉の余地があれば価格の交渉をしますし、
取引条件等で不当なものがあれば、契約前に指摘をして
不利益がないように動きます。
また、仲介業者にもよりますが、住宅ローン等の
最新事情を考慮して、最適なローン商品を選択して、
なるべく買主が長期的に有利になるように考えます。
さらに、売主のアフターフォローが悪ければ、
売主に連絡をとって、きちんと責任を取らせることも
あります。
売主から見ても、
仲介業者を通じて成立した案件については、
仲介業者との今後の付き合いもあるために、
優先的に丁寧に対応してくれることが多いと思います。
仲介業者の質によりますが、
何千万という大きな買い物の「保険」として
信頼できる仲介業者に間に入って
もらうことは選択肢の一つだと思います。
すこしでもお役に立てれば幸いです。
評価・お礼
MEG99 さん
2011/01/22 00:39
アドバイスありがとうございます。
初めて家を買う立場ですと、おっしゃるように不動産屋さんと情報格差があることは
否めません。 ただ買う方の立場から見ると、不動産屋さんという括りで見た場合、
売主も仲介業者もどちらも同じようにみえてしまいます。
良い売主に当たれば、結果的には一番有利? と思えてしまうんです。
真山様のアドバイスで仲介業者を通すことでどのようなメリットがあるのか?と
いうことについて大変よく理解出来ました。
物件を検討するにあたっては物件もさることながら、信頼できる業者をさがすのが
非常に大事になってくるということですね。 参考になりました。
有難うございました。
回答専門家
- 真山 英二
- ( 神奈川県 / 不動産コンサルタント )
- 株式会社ハッピーハウス 代表取締役
正しい知識で安心して人生最大のワクワクを楽しんでもらいたい!
人生最大級の買物である不動産購入は、自分や家族が主人公でこだわりを実現していく「人生最高のエンターテイメント」と言えるのではないでしょうか。正しい知識と情報を身に付ける事で、安心してワクワクの不動産選びを楽しんでもらいたいと考えています。
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この回答の相談
現在、新築戸建ての購入を計画しております。
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MEG99さん (埼玉県/39歳/男性)
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