対象:新築工事・施工

石川 嘉和
建築家
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植栽で色彩の違いを柔らげ、各家のテリトリーをつくってみては?
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参考になるかどうかわかりませんが、一つ計画例で話をしてみますね。
同様の建物が前後に建つ場合単調な印象になるのを防ぐために、あえて違う色で設計したという例です。
写真を見ると2棟の建物のように見えますが、地下1階地上2階のマンションで
、地下でつながっている1棟建ての建物です。
手前を白いタイル、奥を薄茶のタイルにしました。タイル一枚の大きさも違え、平滑な白と割肌の薄茶といった具合にタイル仕上げの風合いも変えてあります。
そしてそれぞれの建物の個別性を強め、自然な感じを演出するために植栽をいれています。
このようなことでそれぞれの建物に住む人が自分のテリトリーを感じ取れるようにと計画しました。
植栽は、単なる建物が住空間になるための欠かせぬ要素だと思います。タイルの変更が難しいようでしたら、これからでも間に合う植栽計画を練ってみてはいかがでしょうか?
評価・お礼

harukun さん
確かに植栽がこれから入るので、少し雰囲気が変るかもしれません。
奥2棟はベージュのジョリパット塗り仕上げで、一部ベージュのタイルを張っています。手前2棟は、やはりベージュのジョリパット塗り仕上げで、タイルが真っ白です。
ジョリパット塗り部分の色が意外と濃いので、見た目にかなりコントラストがある感じです。

石川 嘉和
色彩のコントラストを和らげることを考えるとある程度ボリューム感のある植栽がいいと思います。一年中その効果が続くことが必要でしょうから常緑のほうが望ましいですね。
候補としてはヒマラヤヤマボウシ、シマトネリコあたりでしょうか。ヒマラヤヤマボウシはヤマボウシ(落葉樹)と同じく白っぽい花が咲きますが常緑です。シマトネリコは幹や枝葉のつくりはスリムですが、成長につれて繁った葉でボリューム感が出てきます。爽やかで自然な印象の木で建物の種類を問わず馴染んでくれると思います。あとはソヨゴもさわやかな感じの木ですがすこしボリュームは不足するかも知れません。それからフェイジョアという木もおすすめで、ピンク色の花の咲く常緑樹で葉色も明るくなかなかいいです。これらの木に常緑の下草、たとえば黄色い花の咲くヒペリカムなどあしらい、いくつかの種類を混ぜて変化のある外構にされると四季楽しめると思いますよ。
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この回答の相談
計4棟の売りたての家で、旗型後ろ2棟が先に建っており、
今前2棟の部分を建てています。
先日現場に行ったところ、前2棟の外壁のタイルが後ろ2棟と違っていることを
発見しました。
工務店さんとは、… [続きを読む]
harukunさん (東京都/38歳/女性)
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