対象:新築工事・施工
基本的には問題ありません
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住宅にしては、ずいぶん珍しい杭ですね。
関東あたりでは、柱状改良や細径鋼管杭などがポピュラーです。
調べたところ、H型の杭で摩擦抵抗と先端抵抗で支持する杭のようです。
H型の為に摩擦効果が丸型より大きくみれるそうです。
支持杭ではなく摩擦杭に属します。
もともと木造住宅は、建築物としては軽いものです。
木造住宅の重量が地中に及ぼす影響は、基礎下で最大5mくらいと言われています。
ですので、支持層まで杭を打つような事はほとんど見ません。
支持層まで杭を打つにはボーリングで地盤調査しなくては
いけませんが、木造住宅としてはそれだけでもオーバースペックです。
支持層とはN値50の層が5m続く事が確認できる場所で相当深いです。
支持層の深さが10m程度でも、支持杭1本打つだけで40万くらいかかり住宅基礎
としては非現実的です。
35本も打つということは、それだけでも摩擦杭と考えられます。
認定をうけているやり方だと思いますので、問題ないと思います。
ちなみに、不同沈下は瑕疵保証としてはオプションになります。
(入らなくても良い)
ただ、杭を打つ場合は杭屋さんが当然保険をかけています。
杭屋さんよりもきちんと説明できなかった工務店さんがいけないですね。
補足
支持層の意味合いをちょっと違う形でつかっているみたいですね。
用語としての支持層ではなく、「固い地盤」程度の意味みたいです。
(地盤調査もサウンディングのようなので)
固い地盤としての「支持地盤」を使うことができればさらに効果がある、
というような記述ですので、基本は摩擦系の地盤改良杭です。
評価・お礼
おとー さん
丁寧な返答ありがとうございます。
摩擦杭としての役割もあったんですね!?
とても安心しました。
家を建てるのに一番大切な場所が基礎だと思っているので、とても不安になっていました…。
「支持層」の用語も勘違いしていた様です。勉強になりました。
ありがとうございました!
回答専門家
- 小松原 敬
- ( 神奈川県 / 建築家 )
- 一級建築士事務所 オフィス・アースワークス 代表
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