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閲覧数順 2016年12月02日更新

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私が弁護士になった理由

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 弁護士になると、確たる動機があったわけではありません。ペリーメイスンに憧れて、とか、子供のころ家族が弁護士に助けてもらったから、とかはありません。大学で、弁護士を目指そうかと考えたころは、難しいことで有名な司法試験に合格したいという挑戦欲みたいなものがなかったと言えば嘘になります。当時、社会の秩序がどのように形成されるのかを学理的に究明したいという野心もありました。しかし、どれも決定的な理由には思えません。

 この点について、最近、想うことがあります。私の中学校時代の教室でのいくつかのシーンを思い出します。当時、肥満児でさえない私に、学校一番の美少女Aさんが、「大塚クンは、反権力的なトコが、カッコイイ。」と言ってくれたのです。概ねティーチャーズペットで過ごした私ですが、生徒を不公平に扱う教師に対しては反抗的でした。ある日、そんな英語のB先生が、私に質問をしました。「この文章の動詞にsがついているのは何故?」。私は、しれっ、と答えました。「それは、今、英語を話したり、書いたりしている人たちが、そのように話したり書いたりするからであり、それはその人たちのお父さんやお母さんたちがそのようにしていたからであり、それはそのまたお父さんやお母さんたちがそうしていたからであり、そうやってずっと続きます。」。Aさんは、このやり取りを見ていたはずです。そして、普段のB先生のえこひいきにも気づいていたのでしょう。

 長じて弁護士になってからは、法に基づく紛争の解決が、自分の天命だと信じています。そのための仕組みを作ることが大事です。弁護士には、権力そのものが嫌いという人がいますが、私は、その意見には組みしません。権威、権力がなくなれば、無秩序となります。私は、よりよい秩序、権力の実現を目指します。社会構成員の総意、総力を結集する権力を夢想します。そのためなら、時の権威、権力を批判することに躊躇しません。事件の解決に必要であれば、通説判例に挑戦したり、慣例に逆らったりもしました。制度に関わる問題については、弁護士会の会長を批判したり、権威とされる大学教授をからかったり、最高裁長官に再考を促す論考を公表したりしてきました。

 その時々に、セーラー服のAさんが、そっと私の背中を押していてくれたのでしょうか。

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