- 別所 諒
- ビジョン・コンサルティング 別所諒 主宰
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:営業
- 水内 終一也
- (経営コンサルタント)
- 本森 幸次
- (ファイナンシャルプランナー)
目に見えない大いなるものの力を信じている人は多い。神秘的な話だし、僕も関心があるが、行き過ぎると「強く願えば現実が変わる」というようは考えに行きつく危険性も感じる。
古今東西、「行動しないで現実を変える方法」を提唱している人はいないわけで、目標を紙に書いたり、口ぐせを変えるのは、行動を変えるトリガーにするためだ。
もちろん、現実を変えなくても気持ちの持ち方で幸せを感じることができるが、それは物理的な欲求を排除することが前提になる。
目に見えないものを感じようとするのは、瞑想とか祈りについて過剰な期待があるためではないかと思う。目を閉じるというのは面白い行為で、目の前のものを見えなくすることで、思い出す必要のない過去や不確定な未来を想起させる。
もちろん、よい空想にふけるのは楽しい作業だが、忘れてはいけないのは、僕らは「今」に生きているということだ。時間は未来から流れてくるという意見には賛成なので、過去はぶった切ってもいいと思っている。一方で、過去の経験が現在の基盤になっていると思う人は過去を大切にすればいい。いずれにしても、「今」何を思うのかでしか、幸せは実感できないのではないかと思う。
ちなみに、瞑想の目的が、「空」になることなら、瞑想をしないでも空の人はいる。学生時代にお金がなくて、上野公園のベンチで2日ほど寝たことがある。その時に、「それは俺のベンチだ!」と言ってきたおじさんと話をしたことがある。
「おじさん、こんなところで毎日寝ていたら風邪ひきますよ」
「大丈夫。死にゃしねえよ」
「落ちてるもの食べたらお腹を壊しますよ」
「大丈夫。死にゃしねえよ」
「この先どうするんですか?」
「大丈夫。何とかなるさ」
未来に夢を描いていた学生だった僕は、おじさんの話が理解できず、「大丈夫なわけないだろ」と思ったものだし、その後おじさんが大丈夫だったかどうかは知らない。
ただ、今から思うと、あれも「空」だったのかもしれない。何かに執着しているわけでもなく、過去も未来も考えない。平たく言えば、何も考えていないということなのだが、瞑想が目指す境地とそんなに違いがあるとは思えない。まぁ、瞑想を好む人は色々と考えすぎなのかもしれないと思う(浅い考えです:すみません)
見えないものを見ることで世界を変えることはできる。
だからこそ、「大きく目を見開いて見えないものを見る」ということをしていきたい。ので、最近は瞑想をしていない。僕が目を閉じているのを見たら、寝ていると思っていただいて間違いない。
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