不動産投資信託とは&J-REITの指数と連動するETFについて - お金と資産の運用全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月26日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

不動産投資信託とは&J-REITの指数と連動するETFについて

- good

  1. マネー
  2. お金と資産の運用
  3. お金と資産の運用全般
資産運用の原則 ETF(上場投信)とインデックスファンド

株式と債券を対象とするETF(上場投資信託)とバランス型のETFを紹介してまいりました。今回は不動産投資信託を対象とする指数について紹介します。

ご承知の通り、REIT(Real Estate Investment Trust ))は、投資家から集めた資金で不動産を購入・保有して、その不動産から生じる賃料と売却による損益を投資家に配当投資信託です。
2000年11月の改正投資信託法により、投資信託の運用対象として不動産等が認められた事により、登場いたしました。
REITは不動産投資のみを目的とする特別な会社として、利益の90%以上を配当として分配すれば、法人税が免除される会社で、投資法人(会社型投資信託)」タイプと「契約型投資信託」タイプがあります。この内東京証券取引所に上場されたものをJ-REITと称します。なお、東証に上場しているものは「投資法人」タイプです。

REITの特徴は、
相対的な配当利回りの高さがあります。その会社の仕組みとして、利益の90%を配当に回しますので、株式(原則法人税は30%)と比較すると相対的に高い配当利回りが期待できます。
但し、発行済投資口の過半数を保有者上位3者で占めますと同族会社とされ、法人税が課税されます。

投資法人は不動産という現物資産を保有し、不動産賃貸料等は物価にスライドする特徴がありますので、インフレになっても価値が目減りすることは少ないと考えられています。

ただし、配当の原資である賃貸収入や不動産売却益は、経済環境や不動産市況に左右されますし、当然のことながら破綻する場合も有ります。
このためどの銘柄に投資するかは、株式と同様の分析等が必要になります。

処で償還されるリスクは有りますが、倒産することが無いのがインデックスに連動するETFです。
J-REITのパフォーマンスを測るベンチマークとして、東証REIT指数があります。

当該指数は2003年3月31日を基準日として、2003年4月から東京証券取引所が算出している、東証上場全35銘柄(2012年7月末)の)公表する不動株化されていない時価総額加重型の指数です。
算出方法はTOPIX(東証 株価指数)に準じ、その日の終了時点の時価総額を1000 として算出される価格リターン・インデックスです。

この指数に連動するETFが2銘柄あります。一つは野村アセットマネジメントが管理するもので、信託報酬は0.32%、もう一つは日興アセットマネジメントが管理する物で信託報酬は0.30%です。

東京証券取引所にはオーストラリアのREIT指数であるS&P/ASX200 A-REIT指数に連動するETFも上場されています。当該指数は、S&Pインデックス・サービスが算出しているREITインデックスで、オーストラリア証券取引所の上場不動産投資信託の株価を浮動株調整後の時価総額比率で加重平均し、指数化したものです。ETFは管理会社は日興アセットマネジメントで、信託報酬は0.45%程度です。

将来のインフレリスクへの対応をお考えの方、インカムゲインを重視する方は「不動産を所有しない地主・不動産オーナー」として、J-REIT指数に連動するETFを検討されては如何でしょう。

face book ページ オフィス マイ エフ・ピーを開設しました。
宜しければ、こちらのページでお楽しみください。
http://www.facebook.com/#!/officemyfp

☆セミナーやご相談は根拠の明示及び実証データをもとにご説明します。
お気軽にお問い合わせください。

★毎月資産運用・ライフプランのセミナーを開催しています。
宜しければご参加ください
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm

文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
宅地建物取引主任者 (東京)第188140号
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー 
吉 野 充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://profile.ne.jp/w/c-64005/
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/12298/
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html

『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべてご相談者及び読者ご自身に帰属いたします。
投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』

このコラムに類似したコラム

海外のREIT指数に連動するETFも取り扱いは少ない 吉野 充巨 - ファイナンシャルプランナー(2012/09/01 10:00)

プレスリリース「投信-PMS® ETF+」サービス開始! 荒川 雄一 - 投資アドバイザー(2014/07/18 16:09)

あなたの一手間で毎月分配型からコストが低い引出型に変わります。 吉野 充巨 - ファイナンシャルプランナー(2013/01/27 10:00)

「世界の上場投信(ETF)の残高最高!」 荒川 雄一 - 投資アドバイザー(2012/11/24 17:30)

親日国の株価指数に連動するETFに入れ替えを行いました 吉野 充巨 - ファイナンシャルプランナー(2012/11/07 16:00)