不動産業者も見落とす、物件購入の落とし穴‐【7】 - 不動産売買全般 - 専門家プロファイル

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不動産業者も見落とす、物件購入の落とし穴‐【7】

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前回の『旧土地台帳』の続きとなります。
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『旧土地台帳』で地目を確認したところ、『墓地』となっていたら・・・。

 

購入意思に急ブレーキがかかる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

 

 


しかし、旧土地台帳だけを確認して、地目が気になるものであったからと、

購入すべきかやめるべきか悩んでいても始まりません。

 


そこで、当社が行っている追加調査の内容をお話したいと思います。

 

 

 

 


それは、『古地図を取得する』です。

 


そもそも旧土地台帳とは、かなり昔のものである為、対象不動産の場所を判断する「地番」という数字が、

その当時のもので記載されています。

 

今に至るまでにその地番は、幾つにも分筆されて新しい番号(地番)になっていたり、

昔の地番自体が現在は無くなっていることが多くあります。

 


つまり、旧土地台帳にある地目は、かなり広範囲の中の一部であることが多く、

本地自体は該当していない可能性があります。

 

 

その時代の本地が何であったかを確認するために、昔の地図を取得して確認します。

 

注意点としては、旧土地台帳で気になる地目が記載されている年代の地図を取得することです。

当たり前のことですが、旧土地台帳で大正時代が墓地、昭和10年には宅地となっているのに、

古地図は昭和50年までしか遡っていないのに、墓地ではありませんと言っても意味がありません。

案外やりがちな失敗なので気を付けましょう。

 

 

画像2では、本地と墓地の位置が違うことが確認できます。 ※画像2参照。

 


 

 

 


古地図については町の図書館で取得できますので、

万一、気になる地目がでてきてしまったら、是非確認してみましょう。

 

 


もう一パターンの、「気になる地目が出た時の追加調査ポイント」を、

不動産業者も見落とす、物件購入の落とし穴‐【8】』でご紹介したいと思います。

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