- 藤原 純衛
- 転職コンサルタント
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
今回は「医療機関側から見た看護師の募集」について考えてみました。
看護師採用の面接も相手側のあること。
看護師のみなさん、採用側を知っておくことにもなるので話を聞いてください。
医療業界は採用活動を行うソバから退職者が出るという慢性的な人材不足に陥っています。
その悪循環からいつの間にか「看護師の人手不足の解消、人数あわせ」のような選考が行われていると聞きます。
しかし「看護師資格と実務の経験があれば誰でも採用する」という人手不足解消の選考を行うと、入職後に患者や同僚との人間関係でトラブルを生じたり、シフト制度の相互理解の不足から「約束が違う」「こんなはずじゃなかった」と短期の退職に至ることがあります。
看護師側も転職に対する意識が低く「受かればいい」的な対策しかしてこないと、お互いの志向がすれ違ったまま入職に至ってしまうのです。
採用するのは人材であり人手ではありません。
「ま、良いか。人手も足りないのに。なかなか他に良い人来ないしな」って妥協しても、トラブルで生じた穴を埋めるため別の職員をアテンドしたり、あらたに人員を配置したりと「余計な人件費」が生じます。
さて「きちんと選考をしろ」という趣旨の本文
看護師さんにとってハードルをあげることになるのでしょうか?
いえいえ、自分の志向と異なる病院に「でも・しか」で入職して短期間に退職してしまうくらいなら、自分の志向を明確にしてその志向に見合わない病院に入らない(落としてもらう)という選択肢もアリなのでしょう。
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