面接で不機嫌になっていないか - キャリアアップ - 専門家プロファイル

小松 俊明
リクルーターズ株式会社 経営コンサルタント (専門/人材ビジネス)
東京都
経営コンサルタント

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対象:キャリアプラン

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面接で不機嫌になっていないか

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キャリアの悩み

面接官向けのトレーニングをやっていたとき、参加者の部長から次のような意見が出ました。


「面接では圧迫面接してます。プレッシャーに耐えられる人を採用したいから。」


僕はそれを聞いて少し残念な気持ちになりました。


プレッシャーに耐えられるかどうかというのはおそらくその部長さんにとって大切な判断材料の一つかもしれませんが、圧迫面接までする意味があるのかというとはなはだ疑問だと思ったからです。


実際にその面接官トレーニングをしている理由のひとつは、その会社の面接を受けた人から面接官に対するクレームが絶えないからであり、人事部がそれを問題視してのことでした。


つまり、面接とは言っても、応募している求職者に一方的に不快な思いをさせる権利はないということ、またそうすることで面接官当人への非難にとどまらず、その会社や商品・サービスに対するネガティブイメージを持つ人を世の中に輩出していることでもあり、事業そのものにも悪影響があると言うことを、その会社の人事部としては問題視しているのです。


(横柄な採用をする会社に共通しているのは、当の働く社員の満足度も低く、人の出入りが多いという特徴があります。一部の外資大手にはそうした評判が立っている会社は意外にたくさんあります。)


このように面接の現場では今でも問題の多い面接をしている会社が多く、人事部ですらそれに気づかず、率先して横柄な面接をしている会社もあります。残念なことに、業界大手になればなるほど、尊大な態度をとる人が目立つようになるのは、人間の弱さなのかもしれません。


さて本題です。


世の中には問題のある面接が多いという話をしたうえで、実際に面接を受ける方にも注意を促したいのですが、ここで取り上げたいのは面接の途中で不機嫌になる人のことです。


悪質な圧迫面接をされたケースではなくて、たとえば面接官に10分間待合室で待たされたというような場合にそれは起きることがあります。


待たされる身としてはたとえそれが10分間であっても嫌なものです。しかしその不機嫌な感情が表情に表れてしまうのは、面接パフォーマンスを上げたい人にとって大きなマイナスになります。


ほかにも、面接官から嫌な質問をされた時の態度にも注意です。


「この会社の勤務年数が短いですが、何か人間関係のトラブルがありましたか」


「離職後少し時間が経っていますが、仕事の勘は鈍っていませんか」


確かに上のような質問を面接官にされた時、少し心の中でむっとしてしまうことはわかります。それが自然な感情だからです。


しかしそこで自分の不快な気持に流されてしまうと、その後の面接官とのやりとりが全体的に雰囲気が悪くなってしまいます。


ほんの少し、そこでぐっと我慢するだけで、なんとかその場の空気を乱さなくても済むものです。


問題のある面接が多いとは書きましたが、それはあくまで面接スキルが足りない面接官個人の問題であって、必ずしもその会社や応募ポジションに問題があるとは限らないため、面接を受けている求職者には何とかあまり感情的にならず、そうした一瞬の不快な瞬間があっても、うまくその場をスル―して頂くことをお勧めします。


私は転職の現場にいて、重要なポジションにいる方がこうしたほんの小さなことで面接がうまくいかなくなった事例をたくさん見てきました。勿体ないなぁと思うことが多いです。


面接官だから優秀なわけでもないし、まして面接スキルが足りないと人事部が問題視して面接官トレーニングを実施しているケースもたくさんあるのです。


ですから、面接を受ける人もそのことを分かった上で面接に臨み、まずは落ち着いて穏やかな気持ちになり、自然体で面接を受けることがお勧めです。


横柄な面接官など気にすることはありません。おそらく、そうした面接官は日ごろの会社生活でストレスをため込んでおり、その会社でもあまり評価されていない人でしょうから、そうした人に多少面接の場でいじめられたとしても、あまり気にすることもないでしょう。


会社は山ほどありますし、業界大手だから優秀な人が働いているかと言うと、優秀な人もいるし、全くそうでないひともたくさんまぎれこんでいます。


求職者の皆さんが面接の場だからと言って求人企業から不当な扱いを受けないように、私なりに今後も面接現場のサービス改善に力を尽くしたいと思っています。

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