- 快眠コーディネイター 力田 正明
- Sleepercise (スリーパサイズ) 代表
- 大阪府
- 快眠コーディネイター
◆ギネス記録では2007年の42歳のイギリス人男性が樹立した記録が、11日と2時間で最長です。11日眠らないというのもすごいですよね。
ちなみにそれまでのギネス記録は、アメリカの17歳の男子高校生の11日間でした。彼の場合、3~4日目からイライラしたり幻覚がみえたり、終了するころには妄想気分といった精神的な障害がでたことで知られています(ちなみに実験後、15時間近く眠り続け、正常に戻ったそうです)。
マウス実験では、3週間ほどで死んでしまったそうです。人間ではそこまでの実験はできませんが、3日目から判断力・記憶力低下・フラッシュ睡眠(車の運転などで、数秒眠りに落ちる眠り)4~5日目から、幻覚をみます。
一般的に言われていることは、
約17時間眠らないと、お酒を飲んでほろ酔い状態と同じくらい脳の働きが低下します。4~6時間睡眠を約2週間続けていると、丸2日徹夜したのと同じ脳の働きが低下します。
4時間睡眠を1週間続けた後、血糖値(血液中のブドウ糖の量)を調べる実験では、朝に血糖値が高くなり、インシュリン(血糖値を抑えるホルモン)分泌が悪くなります。交感神経の緊張が高まるという結果がでています。
もちろん睡眠時間は個体差があるので、ショートスリーパーの人は大丈夫なのかもしれませんが、神様が眠りという時間を与えたことには意味があると思います。まずは、我々人間も動物です。これは私見ですが、3時間睡眠などの本が出ていますが、
★日中フル活動で働いている脳を少しクールダウン(寝ている間も脳は働いていますが)させるいたわりの気持ちも、今の社会では睡眠との向き合い方として大事だと思います。
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