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山中 伸枝
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閲覧数順 2016年12月09日更新

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R&I日本国債の格付けをトリプルAから1段階格下げ

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昨2011年12月21日に格付投資情報センター(R&I)が日本国債の格付けをトリプルAから一段下げ、AA+としました。既に欧米の格付け会社はAA-レベルに下げております。
事前にR&Iが格下げを予告していたこともあり、これによる市場(国債の引き受けや価格の低下)には影響がありませんでした。

R&Iが同日公表したレポートでは、社会保障改革の負担増が先送りされたことなどを指摘しています。消費税の増額を実現しても[政府債務残高の対国内総生産比率を安定させていく目処が立たない]としています。

私は、このコラムを書き始めてから、読者の方に社会保障費の削減は必須であることを述べてまいりました。日本に有る格付け会社が、諸般の情勢から、格付けを下げざるをえなかったことは、重要なターニングポイントと考えています。

現況は、EUの債務危機への対応で、米国債に次いで日本国債が買われていますから、日本国債の札割れなどは無いと思われますが、欧州問題がひと段落した際には、海外の投資家は日本に目が向くものと思われます。その時に、日本の格付け会社ですら、歳出削減ができていないため、格付けを下げたというレポートが効いてきます。

このまま、消費税導入+社会保障料の負担増が先延ばしされれば、次の段階はS&Pなど欧米の格付け会社の動向です。現在格付けレベルに下げた際に、ネガティブ(再度の格下げのありえる)とされている日本国債の格付けが下がった時に、状況が悪化すると考えています。
現時点の欧米の格付けは、ムーディーズ・インベスターズ・サービスは湯月に最上位から4番目のAa3で、S&PAA+でネガティブと評価しています

来年度は、復興国債の発行も控え、このままでは政府債務は1,100兆円超(2011年中に1,000兆円を超えています)になることは必定です。さらなる格下げがありえます。
記状態でも、すぐにデフォルトになる訳ではありません。徐々に国債の価格が下がり(金利は上がる)、ギリシャやイタリアの様に一定の利回りを超えた時に危機が訪れます。(現在の両国の危機ラインは7.0%を超えるかです)

国内の大手銀行は、11月に超長期債を過去最大規模で売り越ししました。来年度の国債発行では20年債の増額が有力視されているため、需給悪化の懸念で超長期債が重荷に為っています。この動きで日本国債市場全体が不安定になると警戒感が広がっています。

個人向け国債を保有されている方は、ぜひ、経済情報に敏感になり、その様な状態に為りました際の対応を今からでもお考えください。

なお、個人向け国債10年変動は保有後1年を経過すると、前二回の利息を引かれるだけで解約が可能です。個人向け国債3年固定・5年固定も平成24年度発行から同様な対応に為ります。(現在は2年経過後です)

私は、日本国債を購入する方には、金利が変動する(金利変動に対応している)個人向け国債10年変動を選択の中に入れるようお勧めしています。
理由は、前述の解約で元本が確保できる。利回りが市場金利をベースとして変動することの2つです。

いま一つの選択は、資産配分(アセットアロケーション)の点検です。現在の株安・債券高から、日本債券の資産配分が高まっています。この配分をリバランスして当初の率に戻されては如何でしょう。株式の比率が下がっていますので、株式の購入も対策の一つと考えます。

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文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー 
吉 野 充 巨
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http://profile.ne.jp/w/c-64005/
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『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
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本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』

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