- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:お金と資産の運用
昨日は、国債の入札の仕方等をご紹介しました。実は国債は入札等で発行された後は、機関投資家の間で、日々刻々取引されています。債券市場は、全世界で6000兆円超と言われる大きな市場規模です。そこでの売買も活発ですが、機関投資家同士の合いたい取引が種のため、一般投資家には馴染みがありません。我々の眼には長短の金利として現れてまいります。
売買ですので、価格(利回り)も日々変化します。価格の変動は99.50円の国債が99.45円という価格に成っても変化の幅が0.05円ですので、振れ幅としては小さな者と感じられますが、これを利回りの変化と捉えると、全く異なる感覚になります。
上記の場合、0.50%の利回りが、0.55%に上昇しています。変動率は10%です。
このような変化を1ヶ月のデータで株式と比べてみたのが、二つのグラフです。
1.日本の長期金利(10年国債の金利)、米国の長期金利(10年国債の金利)とNYダウに連動するETF(Diamond Trust)の円ベース推移です。見て解るように、振れ幅が小さいのは株式を対象とするETFで、次に日本の金利になり、米国の金利はプラスから-10%ので下落する等大きな変化が確認出来ます。
2.ヨーロッパの金利はドイツの金利と日本の金利と世界株価指数に連動するETF(バンガード・トータル・世界・株価ETFと比較しています。ここでも、変化率が小さいのは株価指数に連動するETFで、ドイツの10年国債の幅は、プラスから-6%を超える変化を示しています。
金利の変化は、株価の変化と同等以上で有ることがお係りに為られたのではないでしょうか。この市場が今ヨーロッパで牙をむいて襲いかかっています。
データは、日経新聞電子版、マーケット情報から日々得たものを、マイクロソフトのマネーにインプットしております。
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文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
吉 野 充 巨
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『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
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