【過去の★5つシリーズ】これからの「正義」の話をしよう――いま… - 営業手法 - 専門家プロファイル

竹内 慎也
ウィル・スキル・アソシエイト株式会社 代表取締役 法人営業コンサルタント
大阪府
営業コンサルタント

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閲覧数順 2024年04月29日更新

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【過去の★5つシリーズ】これからの「正義」の話をしよう――いま…

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こんにちは。
質問×仮説型営業コンサル@竹内です。
以前読んだ★5つの書評をご紹介します。
では本日はこちら↓








私の5段階評価 ★★★★★ 5









これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学


マイケル・サンデル






『ハーバード白熱教室』NHK教育テレビにて放送中(2010年4月4日~6月20日、毎週日曜18:00~19:00、全12回)!



ハーバード大学史上最多の履修生数をほこる超人気哲学講義、待望の書籍化!



推薦:宮台真司氏







1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、あなたはその1人を殺すべきか? 金持ちに高い税金を課し、貧しい人びとに再分配するのは公正なことだろうか? 前の世代が犯した過ちについて、私たちに償いの義務はあるのだろうか――。



つまるところこれらは、「正義」をめぐる哲学の問題なのだ。社会に生きるうえで私たちが直面する、正解のない、にもかかわらず決断をせまられる問題である。



哲学は、机上の空論では断じてない。金融危機、経済格差、テロ、戦後補償といった、現代世界を覆う無数の困難の奥には、つねにこうした哲学・倫理の問題が潜んでいる。この問題に向き合うことなしには、よい社会をつくり、そこで生きることはできない。



アリストテレス、ロック、カント、ベンサム、ミル、ロールズ、そしてノージックといった古今の哲学者たちは、これらにどう取り組んだのだろう。彼らの考えを吟味することで、見えてくるものがきっとあるはずだ。



ハーバード大学史上空前の履修者数を記録しつづける、超人気講義「Justice(正義)」をもとにした全米ベストセラー"Justice: What's the Right Thing to Do?"、待望の邦訳。


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これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学







私の5段階評価 ★★★★★ 5























【所感】





今を考えさせられる1冊。


今ほど、価値観が多様化し、言葉の定義があいまいになっている


時代も珍しいと思います。


ハーバード大学の人気教授、マイケル・サンデル氏の政治哲学が


授業をテキスト化して、何度も読める1冊。


NHKのハーバード白熱授業でも有名なサンデル氏だが


あれを見れば、なぜ人気が出るのかがよく分かる。





そして日本も、中国にGDPを抜かれ、今新しい時代を


創る時に来ていると思いますが、このように深く思考をする事をしなければ


今後は絶対に勝てないと思います。





非常に論理的でかつ1度だけでは、よく分からないため、何度も


再読すべき味わい深い本です。





この本を読もうと思った経緯】





読もう読もうと早半年以上経過していた





【この本を読んで私が実践すること】





まず考えながら3回読む









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竹内的本書のポイント





■限られた選択肢しかない人間にとっては、自由市場はそれほど自由ではない




■公共への奉仕が市民の主な仕事ではなくなり、彼らが自分の体ではなく金銭で奉仕するようになると、国家の滅亡は近い。




■カントによれば、人間はみな尊敬に値する存在だ。

 それは自分自身を所有しているからではなく、合理的に推論できる理性的な存在だからだ。




■所得と冨の分配が、才能という生まれ持った資産の分配によって決まるがままにしておくのは、それが歴史的・社会的運命によって決まるのと同じくらい筋が通らない。




■私が自分の人生の物語を理解できるのは、自分が登場する物語を受け入れるときだけである。




■個人主義の流儀で自己をその過去から切り離そうとするのは、自分の現在の関係をゆがめることだ。





■達成不能な中立性を装いつつ重要な公的問題を決めるのは、反動と反感をわざわざつくりだすようなものだ。本質的道徳問題に関与しない政治をすれば、市民生活は貧弱になってしまう。偏狭で不寛容な道徳主義を招くことにもなる。リベラル派が恐れて立ち入らないところに、原理主義者はずがずかと入り込んでくるからだ。




■道徳に関与する政治は、回避の政治よりも希望に満ちた理想であるだけではない。公正な社会の実現をより確実にする基盤でもある。




■結局、謝罪や弁償という行為が政治共同体を修復するか傷つけるかは、政治判断を要する複雑な問題なのだ。答えは場合によって異なる。




■歴史的不正への集団的謝罪と補償は、自分が属さないコミュニティに対する道徳的責任がどのようにして連帯をからつくりだされるかを示す例だ。自分の国が過去に犯した過ちを償うのは、国への忠誠を表明する一つの方法だ。




■成功している人々は、自分の成功がこうした偶発性の影響を受けていることを見逃しがちだ。資本主義社会では起業家精神が、官僚主義社会では上司とぶつからずにうまくやっていく能力が役に立つ。社会がこうした資質を高く評価するのは、われわれの手柄ではない。




■ジョン・F・ケネディとバラク・オバマに共通点を見出した人は多い。ともに若く、雄弁で、はつらつとした政治家であり、その当選は新世代の指導者への交代を意味した。また、いずれも、アメリカ国民を新たな市民参加の時代に向かわせることを目指した。とはいえ、政治における宗教の役割に関しては、二人の見解は正反対と言えるほど異なる。
















私の書評では、営業、コミュニケーション、接客、リーダーシップ、


マーケティング、経営、マネジメントなど


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今日もありがとうございました。
また明日、★5つ書評をご紹介させて
頂きます。









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