外国債券のリターンはリスクに見合うのか 実質金利の考え方 - お金と資産の運用全般 - 専門家プロファイル

オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー
03-6447-7831
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:お金と資産の運用

山中 伸枝
山中 伸枝
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2016年12月05日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

外国債券のリターンはリスクに見合うのか 実質金利の考え方

- good

  1. マネー
  2. お金と資産の運用
  3. お金と資産の運用全般

週刊ダイヤモンド2010年12月4日号「マネー経済の歩き方」で私淑する山崎元さんが、資産配分に外国債券は? というコラムを書いています。
概意は、資産配分で外国債券に配分するのは、期待リターンの低さに比べリスクが大きすぎるので、反対だというものです。

私も、現時点(債券バブルの状況ではリーターンが低い)では同感です。従いまして、今月の「FP便り」は外貨建債券について考えてみました。

一般の個人投資家が、外国債券のリターンを考える場合、日本の国債との比較で捉える事が多いと思います。
そして、比較のポイントとして、金利差に着目されています。

しかしながら、収益という観点からは、金利差については、実質金利という概念と、リターンという点では手数
料等のコストという観点が重要になります。

★実質金利とは
実質金利=名目金利-物価変動率(インフレ率・消費者物価指数CPI)
であらわされます。

例えば、日本はデフレですので、日本国債の金利が0.30%としても、インフレ率がマイナスで、▲1.0%の場合
には、実質金利は1.30%になります。

また、高金利国として持て囃される、オーストラリアの国債の場合、2010.12.04現在D証券で4.824%の利率
が表示されています。しかしながら、オーストラリアのインフレ率が2.0%であれば、一般投資家が得られる実
質金利は、2.824% に低下します。

なお、新興国の多くは、オーストラリアよりもインフレ率は高く、高金利でも実質金利は大幅に低下します。

そして、日本とオーストラリアの実質金利の差は理論では為替で調整されることになります。実際に現れる際
には為替レートが円高になります。

為替は変動が激しく、長期的には購買力平価仮説に従うとしても、短期的には円安・円高の予測は困難です。
しかしながら、上記の観点から、収益に寄与するための為替レートは、購入時と償還時の為替が同等か円安
方向に振れませんと、日本国債を購入した場合より有利とは言えません。為替の動向はプロでも難しいものと
広く認識されていますので、一般投資家としては多分に運に左右されます。

金利差を期待リターンとされている方は、実質金利を期待リターンとされることをお勧めします。

証券会社や銀行から、外国債券を勧められたら、当該通貨国のインフレ率を確認しましょう。そして、実質金利でリスクとの比較をお考えください。

文責
ファイナンシャル・プランナー
&投資アドバイザー 吉 野 充 巨

『このコラムは、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。投資による損益はすべて読者ご自身に帰属いたします。投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』

 |  コラム一覧 | 

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(東京都 / ファイナンシャルプランナー)
オフィスマイエフ・ピー 代表

今日よりも、明日を豊かに過ごすためのライフプランを提案します

お客様から「私のFP」「我が家のFP」と言われるよう、日々研鑽奮闘中です。お客様とご家族のライフデザイン(生き方や価値観)とライフ・プラン(暮らし方)を実現するためにファイナンシャル・プランニングと資産運用を通じて応援します。

03-6447-7831
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

このコラムに類似したコラム

インフレ・円安対策のための外貨建て金融資産 釜口 博 - ファイナンシャルプランナー(2012/09/18 15:58)

【現地視察レポート】ベトナム・ホーチミンの今 久保 逸郎 - ファイナンシャルプランナー(2016/05/17 07:00)

成功の基本はやり続けること。これは投資にも言える! 釜口 博 - ファイナンシャルプランナー(2016/04/16 12:04)

新マイファンド・レポート 2013年 8月 運用レポートをホームページに掲載しました。 吉野 充巨 - ファイナンシャルプランナー(2013/09/16 21:00)

アベノミクスで株高になった理由 森本 直人 - ファイナンシャルプランナー(2013/09/07 16:23)