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部下をダメにする上司の言動とは!?社内会話の意外なツボ(26)

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(続き)・・仕事の成果が出せない時や今一つやる気が出ない時などに、社員はつい「言い訳」を口にしたくなるものです。例えば上司の「今月は成績が下がったな」との指摘に対し、部下が「今月は時期的に難しいと思いますよ」などと、自分の努力不足を棚に上げて周囲の環境のせいにする言い訳をしたとします。それに対して上司が「そうか、そりゃ参ったな・・」とか「確かにそうだよな・・」などと、安易に部下に迎合するような発言をするケースが目立ちますが、これは適切な対応といえるでしょうか。

 

上司としては部下に嫌われたくない、あるいは会社を辞められたくない余りに、部下の言い訳や泣き言、問題先延ばしの言動につい迎合してしまうのでしょうが、上司からこのように対応された部下は、「何だ、言い訳をすれば上司は認めてくれるのか・・」などと、不適切な学習をすることになります。その結果、何か自分に不利な状況になれば、すぐに周囲の環境や同僚、顧客、取引先、経済状況などのせいにしてしまい、自分はその責任から逃れるといったネガティブな行動パターンが身についてしまいます。

 

言い訳を上司に迎合され、周囲に責任転嫁するうま味を覚えた部下は、自分に都合の良い仕事だけをマイペースで行なうようになります。うまくいっている時はまだ良いのですが、いったん壁にぶつかると直ぐに言い訳をして周囲に責任を転嫁しようとします。もし上司や同僚から「それは良くないよ」などと指摘されると、「この前はそれで良いと言っていたでしょう」などと逆ギレし、決して自分の責任を認めません。そのようにしてリスクを取ろうとしないお荷物社員と化していきます。

 

会社全体で上司や管理職が、社員の言い訳に対して安易に迎合するような傾向があると、社員は自分から積極的にリスクを取らず、周りに責任を転嫁しようとする風潮となります。その結果、重大な問題やトラブルは放置され、新しいプロジェクトやイノベーションは生まれにくくなります。またお互いに足の引っ張り合いがはびこりギスギスした雰囲気となって、メンタル不調に陥る社員が続出するかも知れません。そして成長性の乏しい組織となり、世間から忘れ去られていくのです。

 

部下を成長させて活力ある組織にするためには、言い訳や責任転嫁をしている部下にはピシャリとフィードバックを行ない、建設的に行動させるように促すことが大切です。例えば上述の「時期的に難しいですよ」と言い逃れている部下に対しては、「逆に今の時期をチャンスにしている社員もいるよ」と上手くいっている反例を挙げ、それでも言い訳を続ける場合には、「君は周囲に責任転嫁しているように思えるけど、どうかな?」と率直に述べ、言い訳していることを部下自身に気付かせることです。

 

この場合のポイントは、上司が決して感情的にならないことです。言い訳を繰り返す部下を見ているとイライラしてくるものですが、ここでカッとなって叱りつけると、部下は押し付けられた印象をもってソッポを向いてしまいます。ここで上司は、部下の成長を心から願い、底力や将来性に期待していることを態度で示すことが大切です。上司からの「君なら出来る。君なら我が社を引っ張って行けるんだよ!」という強いメッセージは、部下の目を覚まさせて余りあるのです・・(続く)

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