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部下をダメにする上司の言動とは!?社内会話の意外なツボ(28)

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(続き)・・部下が成長してくると、業務に関して自分なりの意見や価値判断をもち、様々な提案をするようになります。若手の提案には現実性に乏しいものも多いのですが、一方ではアッと驚くような斬新なアイデアも少なくありません。そのような意外性はあるものの現実性に欠ける若手の提案に対し、上司はどのように対応をすべきでしょうか。中には「それは出来ないよ。何故ならば・・」などと理屈を並べたてて言下に否定する上司が後を絶ちませんが、このような対応は適切でしょうか。

 

自分の提案を上司からそのように一蹴された部下は、表向きは「・・確かにそうですよね」と同意するでしょうが、内心では「理屈ではその通りだけど、何も全面的に否定することはないのに・・」と不満顔です。1回くらいならば負けずに再度の提案を試みるでしょうが、提案するたびに論理的に否定され続けると、「どうせ提案しても却下されるなら、もう二度と提案なんかしない!」などと意固地になり、建設的な提案や行動をしないような「指示待ち部下」に育ってしまうかも知れません。

 

職場全体で社員の提案に対し、上司や管理職が理屈で否定するような傾向があると、社員は積極的にアイデアや改善案などを提案する気持ちが失せ、そのような提案の上がってくる件数が著しく減ってしまうでしょう。それだけでなく、社員から上がった提案を他の社員が真っ向から否定するような風潮も生まれ、全社的に新しい事業やイノベーション、組織改革などの機運は盛り上がりません。そして優秀な社員から辞職していき、活力の乏しい衰退組織に陥ることになります。

 

上司などベテラン社員は、過去の経験や業界の慣習、法令や暗黙知などを勘案して仕事の方向性を決めますが、若手社員はそれに比べて、自分自身のヒラメキや感性、世の中の流行、他業界の動向などを判断基準にする傾向があります。そのために若手の発想は上司世代からすると、一種の「夢物語」のように感じてしまいがちですが、それを「大人の常識」でもって一蹴してしまうと、若手社員特有の感性豊かな提案を却下し、ビジネスチャンスを逃がしてしまう危険性さえあるのです。

 

ひょっとしたらダイヤの原石かもしれない若手社員の提案を埋没させず、社内に新風をもたらしたいのであれば、若手の話にもっと耳を傾ける必要があります。一見して青臭い提案であっても「なるほど、面白い考えをするなあ~」などと、興味深そうに聞き入ります。続いて「それを実現するには、あと何が必要だろうか?」と質問し、提案を現実的なものにするための熟慮を促します。その上で「そこは〇〇のように考えたら、実現性が高くなりそうだね」と、上司としての経験を踏まえた見解を示します。

 

採用されるかどうかは別として、自分の出した提案が上司の興味を引いた、尊重されたと感じた部下のモチベーションは向上し、さらに仕事に打ち込むことができます。また上司から提案を「添削」してもらうことで、実現性がないかに見えた提案に現実味が加わります。そのように若手社員の提案の良いところを上司が認め尊重するような気風が生まれると、若手の発想力や柔軟さとベテランの経験や思考力とが相乗効果を示し、イノベーションの活発な組織となるのです。

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