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対象:心と体の不調

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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井元 雄一
(カイロプラクター 博士(健康科学))

閲覧数順 2016年12月03日更新

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部下をダメにする上司の言動とは!?社内会話の意外なツボ(18)

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  1. 心と体・医療健康
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(続き)・・仕事の遅い、あるいは要領の悪い部下をみていると、上司としてはイライラしたり、つい口をはさんでしまいがちです。特に優秀で仕事が早く、職人肌の上司の場合、部下に任せていたのでは仕事が進まないとばかり、「作業が遅い」とか「もっと要領よくやりなさい」などとハッパをかけたり、あげくの果てに「もういいから!あとは俺がやる」と言い放ち、部下の仕事を横取りしてしまう上司が後を絶ちません。部署としての仕事は捗るでしょうが、このような対応では部下が育っていくでしょうか。

 

このようにして上司に仕事を奪われた部下は、試行錯誤しながら作業を習得する大切な機会を失っただけでなく、積極的に仕事に取り組む姿勢が育たず、受動的な「指示待ち部下」となってしまいます。またせっかく仕事に精を出していたのにその腰を折られてしまうことで、上司への信頼や職場への忠誠心が損なわれ、虚無感や自信喪失からメンタルヘルス不調に陥りかねません。このように部下から仕事を奪うことは、成長の可能性や心の安定をも奪うことにつながるのです。

 

職場全体でこのような傾向になると、コアな業務は全て上司がこなしてしまい、社員は上司の歯車に過ぎない存在となってしまいます。それによって部下は長期的に育っていかないばかりか、上司の手足と化した社員は仕事や職場に対する閉塞感や不満を抱くようになります。そして仕事を社員に任せず一人で抱え込んだ上司は、いつまでたっても仕事量が減らずに忙しい日々が続きます。また部署としてもスタッフがレベルアップしないために、成長性の乏しいお荷物部署となってしまいます。

 

そもそも上司の大きな役割は、自分自身の業務をこなしながら部下を育成し、将来の部署や会社の重要な戦力として成長させていくことです。従って自身の仕事に励むのはもちろん、部下に仕事を教え込み、少しずつ任せていく必要があります。しかし部下が仕事に慣れるまではスピードが遅く、要領を得ないのはやむを得ないものです。それにしびれを切らして仕事を取り上げることを繰り返していれば、部下が成長しない一方で上司だけが忙しくなり、組織としても伸びていかないのは当然のことです。

 

そのような事態を避け、部下の成長と部署の発展を目指すには、部下に仕事を積極的に任せるようにしましょう。上司が適切に仕事を任せることによって、部下は苦心しながらも一生懸命に仕事を覚え、いずれは貴重な戦力に育っていきます。仕事を任せられることによって仕事の面白さや上司への信頼、職場への忠誠心も育まれます。また部下が成長すれば上司の業務負担は軽減し、さらにクリエイティブな仕事に専念することができるため、組織としての成長性も図られるのです。

 

ただし部下の性格や能力などの資質によって、任せる仕事のレベルや量は加減することが必要です。自主性や作業能力の高い部下の場合には、比較的大きな仕事を「君に任せた。よろしく!」といって丸投げしても頑張ってやり遂げるでしょうが、まだ自信のない部下の場合には、得意な分野に絞った確実にこなせる作業を、段階的に任せるとよいでしょう。要は「本人の能力より少し高レベルな業務」を任せるのが、適度な仕事の任せ方といえそうです・・(続く)

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