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部下をダメにする上司の言動とは!?社内会話の意外なツボ(16)

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(続き)・・慣れない新人や若手の社員に仕事の手順やコツを教えるのは上司の大切な業務ですが、この教え方の姿勢を巡ってしばしば上司と部下との間でギャップが発生しがちです。例えば部下が作業の意味そのものが分からず「この作業は何のためにするのですか?」と質問すると、上司は「つべこべ言わず、作業の流れを見て覚えろ!」などと叱責し、部下に詳しく解説する代わりに自分の観察力と想像力で覚えることを求めます。いわば「仕事は目で盗め」という訳です。

 

上司である先輩社員の世代にとって、仕事は上司から手取り足取り教えてもらうものではなく、上司の「背中」を見て覚えていくものでした。上司が仕事の意義や自分の役割、作業の手順などを教えてくれることは少なく、部下は文句を言わず作業を見よう見真似で覚えていったものです。つまり暗黙知として一種の徒弟制度のような風土があったのです。そのような経験があるために、自分の部下に対しても懇切丁寧に教えることはせず、「俺についてこい!」式の部下教育になってしまいがちです。

 

ところが現代の若手社員は、何事にも納得しなければ動こうとしません。仕事の意義、その中の自分の役割などに関して詳しく解説し、作業の手順を事細かく教えてもらうことによって初めてモチベーションが上がり、仕事や作業を覚えようとするのです。従って「作業の流れを見て覚えろ」と言われても、作業のどこに注目して自分がどのように行動すればよいか、皆目見当がつかなくなってしまいます。若手世代には「仕事は目で盗め」という精神は通用しないと考えた方が無難です。

 

このような世代間のギャップはどのようにして生じたのでしょうか。先輩社員の世代では高度成長や年功序列の流れに乗って、自分より経験のある社員のやり方をそっくり真似ても大きな間違いはありませんでした。そうすることによって出世や昇給等のルートが安定して約束されていたからです。ところが現代の若者世代では成長神話も年功序列も崩壊し、先輩のやり方を真似ても将来が保証される状況ではなくなりました。従って若い世代には先輩のやり方を真似させるというのは非現実的なのです。

 

そうだとすると、若い世代の部下に対しては、仕事の意義や部下本人に期待される役割り、仕事全体に占める目の前の作業の位置付けなどに関して詳しく解説した上で、作業の手順などについて丁寧に教え込むことが必要になってきます。一見回りくどいようですが、そうすることによって部下の仕事に対する意味付けがしっかりし、モチベーションが自然と上がってきます。若い世代は年長者が考える以上に、理解し納得さえすれば、苦労をいとわず一生懸命に働いてくれるものです。

 

例えば「この作業は何のために・・?」と質問してくる部下に対しては、「今取り組んでいる仕事はわが社にとって〇〇の意義がある。その中でこの作業は△△の意味でとても重要だ。そこで君には◇◇の役割を期待している。」と全体的な位置付けを明確にした上で、作業の工程について詳細に説明します。さらに「何か不明な点があるか?」「君としてはどのように取り組むのがベストだと思うか?」などと、疑問点を明確にしモチベーションを上げるような対応をすれば、部下のやる気はさらに向上します・・(続く)

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