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対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
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世界的に株価上昇局面に入っています。
アメリカ経済の回復基調が鮮明になったことで、これまで
安全資産である債券投資を積極的に行なってきた投資家が、
投資先を株式に移行してきているのが主な原因です。
投資の世界では、
国債などの債券 ⇒ 安全資産
株式 ⇒ リスク資産
このように分類されます。
不景気などが続く局面では、企業の収益が低迷するため
株式市場の活性化は見込めません。よってこのような局面では
投資家は安全資産である債権への投資に資金をまわします。
しかし、経済指標などの見通しが明るくなってきたり、実際に企業収益が
回復している局面では、投資家は債券投資から株式投資へと
投資資金をシフトしていくのが通常の動きになります。
結果、債券市場では債券価格の下落が進み、金利は上昇していきます。
株価上昇=金利上昇
これが投資の世界のセオリーです。
つまりこの結果
住宅ローン長期固定金利が上昇することになります。
2月の長期金利は、前月比で約0.1%ほど上昇しています。
このまま上昇し続けるかは、もう少し市場を観測する必要がありますが、
この影響によって、来月の住宅ローン長期固定金利の上昇は確実です。
つい半年前には、長期金利の歴史的な金利下落によって、
フラット35などの長期固定住宅ローンが驚くほどの低金利となりましたが、
しかしこれも、今となっては過去の話。
本当にチャンスな時というのは、過ぎてみないとわからないものですね。
金利の動きは安易に予想はできません。
予想ほど、振り返ると”当てにならない”ものはありませね。
予想→平仮名で書くと”よそう”
反対から読むと→”ウソよ”ですからね~~
冗談さておき、住宅ローン金利動向にはしばらく目が離せませんね。
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